2014年01月19日
L85AFV(L22A2) のこと Part.5 フラッシュハイダー
I made my L22A2 the latest style <2>
FLASH HIDER

L22A2 Combat Camera Team Type デフォルトのバードケージ型からSHUREFIRE フラッシュハイダーに換装

L22A2 Combat Camera Team Type デフォルトのバードケージ型からSHUREFIRE フラッシュハイダーに換装
すでにネタバレしていますがL85AFVのフラッシュハイダーをコンバットカメラチームやRMP など一部が使用し出しているタイプにしてみました。一部が、と申したのはSF のフラッシュハイダーは既に殆どのSA80(L85A2) で換装が進み広く使用されていますが、ことL22A2 (L85AFV) に於いては未だ一部と言っても良い状態です。マズルフラッシュが消えるなど利点の多いハイダーですから、何れはと推察しています。但しベトナム戦争時初期M16のチューリップハイダーがジャングルでは植物の蔓や木の枝に引っ掛かってバードケージ型に改変された事を思うと、狭い室内で配線や突起物の多い車輌関係や航空関係の搭乗員用は今のままになるかも知れません。
ところでコンバットカメラチームと一言で言っていますが、単なる広報の撮影担当と言うだけでなく随行している部隊の戦闘に巻き込まれることもしばしばです。彼ら自身も戦闘に参加することもあると言う点で使用する L22A2 は撮影器具等他の携行品が多い中、小型で嵩張らないものが前提とは言え命を預ける重要なものと言えましょう。メンバーの中には戦闘スキルの相当高い兵士もいるということで、彼らの銃が単なるお飾りでは無いと言うことも忘れてはなりません。銃身長が短縮されたとは言え、ブルパップ故にM4 Carbine の銃身長368.3mm を軽く凌駕する442mm であり侮れない命中精度を持っているのです。


【左】comvert ICS's Flash Hider/ ICS のハイダーを利用 【右】using replica SFHider for ICS/ ICS 用のSF ハイダーを装着
さて、エアガンの方に戻りましょう。簡単に換装と言いましたが、今までの作業の中で実はこいつが一番骨の折れる作業でした。このAFVモデルは同じG&G L85 A1/A2 のフラッシュハイダーとは違い、ネジ込み式となっており、G&G 用に作られたSF ハイダーは取り付けできません。そこで手許にある逆ネジ仕様のICS L85用 SF ハイダーを転用することにしました。AFV に付いているオリジナルはバードケージのすぐ手前(銃口寄り)にねじ切りがしてあって、アウターバレルもハイダーの奥まで伸びているのですが、ICS 用はハイダー後端からねじ切りがしてあるので寸法的にアウターバレルをカットする必要が出ました。( 結果として短くなったアウターバレルにはICS 用のバードケージ&SF ハイダーを使うことが出来るので、一石二鳥となりました )



【左】ICS 用 バードケージとSF ハイダー 【中】裏から見たところねじ切り位置が手前です 【右】G&G はねじ切りが奥です
やり方としては取り外したアウターバレルをぶった切ってねじ切りしなおせばいいと頭では判っていたんですが、アウターバレルが全く外れてくれないのです。ブロック基部にねじ込んであるのですが万力でフロントを抑え込んでパイプレンチで幾ら気合いを入れても外れませんでした。


【左】大型の割ピンを抜きます -アウターバレルの傷はパイプレンチでナメ た痕です- 【右】バレル保持ブロックを抜きます
行き着くところは結局、バーナーでの火炙りでした。熱伝導を良くするためフロント部からバレル保持用のブロックを外します。これにはフロント部を横に貫通しているピンをピンポンチなどで打ち抜く必要があります。また、高熱になるので板バネ等のパーツを外しておいた方が良いです。下手をするとなまくらになります。ブロック後部からアウターバレルをバーナーで炙り、ついで前からもバレル基部を熱してやるのが効果的です。



【左】愛用バーナーです スチールのブルーイングにも使います 【中】【右】バレル基部をバーナーで炙ります 矢印が炙るところ
バレルを炙り、ねじ込み箇所あたりから煙が上がってくれば、ネジロック剤が熔けた信号ですから、炙るのを止めバレルを時計方向に回せばあっさりとアウターバレルが取れます。実物の写真を参考にハイダー位置を決めてカットする長さを決定。カット後、ねじ切りをし直します。今回は精度が欲しかったので、ファーストさんに無理矢理厚かましくお願いしてやって貰いました。切削後塗装までしてくれてイイ仕事してくれてます

先端から40mm カットしてねじ切りを施します。 カットする寸法はミリフォトを見て割り出しましたので多少の誤差はあります

Left side View


フォアグリップとフラッシュハイダーのクローズアップ

L22A2 を携行する Royal Military Police 兵士
後記:これで G&G L85AFV ( L22A2 ) の記事をひとまず最後とします。残る作業は余りありませんがSTAR/ARES で発売されていた20ROUNDS のマガジンがディスコンのようですので暇を見て30連マガジンを改造してでっち上げようかと思います。これが出来ればヘリクルータイプを完全再現できるな、と思っています。また、Part.2 ~3 で触れたセクターギアですがオリジナルのセクターを何れもっと検証したいと思います。G&G のセミオートの秘密が潜んでいそうです。
ところでコンバットカメラチームと一言で言っていますが、単なる広報の撮影担当と言うだけでなく随行している部隊の戦闘に巻き込まれることもしばしばです。彼ら自身も戦闘に参加することもあると言う点で使用する L22A2 は撮影器具等他の携行品が多い中、小型で嵩張らないものが前提とは言え命を預ける重要なものと言えましょう。メンバーの中には戦闘スキルの相当高い兵士もいるということで、彼らの銃が単なるお飾りでは無いと言うことも忘れてはなりません。銃身長が短縮されたとは言え、ブルパップ故にM4 Carbine の銃身長368.3mm を軽く凌駕する442mm であり侮れない命中精度を持っているのです。


【左】comvert ICS's Flash Hider/ ICS のハイダーを利用 【右】using replica SFHider for ICS/ ICS 用のSF ハイダーを装着
さて、エアガンの方に戻りましょう。簡単に換装と言いましたが、今までの作業の中で実はこいつが一番骨の折れる作業でした。このAFVモデルは同じG&G L85 A1/A2 のフラッシュハイダーとは違い、ネジ込み式となっており、G&G 用に作られたSF ハイダーは取り付けできません。そこで手許にある逆ネジ仕様のICS L85用 SF ハイダーを転用することにしました。AFV に付いているオリジナルはバードケージのすぐ手前(銃口寄り)にねじ切りがしてあって、アウターバレルもハイダーの奥まで伸びているのですが、ICS 用はハイダー後端からねじ切りがしてあるので寸法的にアウターバレルをカットする必要が出ました。( 結果として短くなったアウターバレルにはICS 用のバードケージ&SF ハイダーを使うことが出来るので、一石二鳥となりました )
【左】ICS 用 バードケージとSF ハイダー 【中】裏から見たところねじ切り位置が手前です 【右】G&G はねじ切りが奥です
やり方としては取り外したアウターバレルをぶった切ってねじ切りしなおせばいいと頭では判っていたんですが、アウターバレルが全く外れてくれないのです。ブロック基部にねじ込んであるのですが万力でフロントを抑え込んでパイプレンチで幾ら気合いを入れても外れませんでした。
※ネジ切りは基部側もハイダー側も逆ネジなので注意が必要です


【左】大型の割ピンを抜きます -アウターバレルの傷はパイプレンチでナメ た痕です- 【右】バレル保持ブロックを抜きます
行き着くところは結局、バーナーでの火炙りでした。熱伝導を良くするためフロント部からバレル保持用のブロックを外します。これにはフロント部を横に貫通しているピンをピンポンチなどで打ち抜く必要があります。また、高熱になるので板バネ等のパーツを外しておいた方が良いです。下手をするとなまくらになります。ブロック後部からアウターバレルをバーナーで炙り、ついで前からもバレル基部を熱してやるのが効果的です。


【左】愛用バーナーです スチールのブルーイングにも使います 【中】【右】バレル基部をバーナーで炙ります 矢印が炙るところ
バレルを炙り、ねじ込み箇所あたりから煙が上がってくれば、ネジロック剤が熔けた信号ですから、炙るのを止めバレルを時計方向に回せばあっさりとアウターバレルが取れます。実物の写真を参考にハイダー位置を決めてカットする長さを決定。カット後、ねじ切りをし直します。今回は精度が欲しかったので、ファーストさんに無理矢理厚かましくお願いしてやって貰いました。切削後塗装までしてくれてイイ仕事してくれてます

先端から40mm カットしてねじ切りを施します。 カットする寸法はミリフォトを見て割り出しましたので多少の誤差はあります

Left side View
フォアグリップとフラッシュハイダーのクローズアップ

L22A2 を携行する Royal Military Police 兵士
後記:これで G&G L85AFV ( L22A2 ) の記事をひとまず最後とします。残る作業は余りありませんがSTAR/ARES で発売されていた20ROUNDS のマガジンがディスコンのようですので暇を見て30連マガジンを改造してでっち上げようかと思います。これが出来ればヘリクルータイプを完全再現できるな、と思っています。また、Part.2 ~3 で触れたセクターギアですがオリジナルのセクターを何れもっと検証したいと思います。G&G のセミオートの秘密が潜んでいそうです。
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.1
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.2
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.3
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.4
G&G 新型SUSAT ( L85AFV 外伝
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.2
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.3
L85AFV ( L22A2 ) のこと Part.4
G&G 新型SUSAT ( L85AFV 外伝
Posted by Kafu' at 00:57│Comments(2)
│L22A2
この記事へのコメント
part1から全て読ませて頂きました。
私はPDWが好きでL85AFVはこちらのブログで知りましたが凄くカッコイイですね!
kafu'さんの外装カスタムも凄い好みでいずれ私も購入したいですが
マルイ製しか弄った事がないので海外製には中々手が出せないです…
私はPDWが好きでL85AFVはこちらのブログで知りましたが凄くカッコイイですね!
kafu'さんの外装カスタムも凄い好みでいずれ私も購入したいですが
マルイ製しか弄った事がないので海外製には中々手が出せないです…
Posted by KEI
at 2014年01月19日 12:22

KEIさん:駄ブログにようこそ!です。興味を持っていただいて嬉しいです。私もKEIさんのブログ読ませていただいておりますよ~。P90 は私も一丁持っていますが良い銃ですね。弄ったら弄った分比例してパワーがあがる素直な銃です。
翻ってL22A2 は確かにPDW 的な使い方も多いのですが、もっと積極的、攻撃的なチームでも使われています。ただ、世界に名だたる駄銃L85 の派生型ですから英軍以外での使用を私は見たことがありませんね~。
それではエアガンとしてはどうか?と申しますとちょっと手を加えればかなり使えます。一口に中華と言いますが台湾製は年々できが良くなっています。
一度お試しあれ(^^)
同じ奈良エリアですからいつかフィールドでお会いできるかも、ですね。
翻ってL22A2 は確かにPDW 的な使い方も多いのですが、もっと積極的、攻撃的なチームでも使われています。ただ、世界に名だたる駄銃L85 の派生型ですから英軍以外での使用を私は見たことがありませんね~。
それではエアガンとしてはどうか?と申しますとちょっと手を加えればかなり使えます。一口に中華と言いますが台湾製は年々できが良くなっています。
一度お試しあれ(^^)
同じ奈良エリアですからいつかフィールドでお会いできるかも、ですね。
Posted by Kafu'
at 2014年01月19日 15:31

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