2018年04月05日

G&G L85 A2 を A3 化....その前に



最新の英軍銃器をワンオフ製作している裸の男爵さんですが、彼からA3 のハンドガ-ドセットを譲り受けたのは良いものの、私の手持ちは全て現用装備に合わせてバ-ジョンアップしているので残っているのはICS L85A2 のみ。しかし、彼のキットはG&G 製を念頭に置いているので悲しいかなICS では使えない。そこで、手頃なお値段で出ていたG&G の中古をオ-クションで手に入れたのがこれ ↓



未だに訓練や後方部隊、CADET などではこの光学系を載せないキャリングハンドル付きのオ-ルドスタイルの L85A2 を使用 ※サイズ感の合うマルイのノ-マル電動ガン用マガジンを付けています

買い取り専門業者と思しき出品者の商品説明には弾は出ます、弾速は65m/s 等と書かれておりました。折角、A3 化するのだから手直しは当然なのでお値段勝負ではありました。しかし!しかし!ですよ、トリガ-を引いても動きかけては止まり、そのうちにセミ・フルとも反応すらしない気の毒な状態。しかも、チャ-ジングハンドルはイモネジが無くなっていてポロリと落ちる始末。中身を開けていくに連れ、元の持ち主が少しだけ手を入れていた気配を感じることはできました。とは言え、私から言わせると完全にハズした手の加え方で、作動の悪さにやがて愛想を尽かされて放置された様です。ちゃんとしてやればキチンと動くし、しかも良く当たるモデルなのにねぇ。受け取った私も何だかズタボロになった捨て犬を拾ってきた様で哀れで可哀想な気持ちになりました。


1.なぜ動かないか?(スイッチ以外の盲点)

先ずはバラしていきます。この辺の手順はバックナンバ-達をご覧ください。私はすっかり慣れているので、あんちょこ無しでバラしますが、実は今回はそれ故におとし穴にはまりました。弾が出ない、となると先ず疑うのはスイッチ部です。兎角G&G のL85 はスイッチが悩みの種ですのでね。


【左】あれあれ電極プレ-トのワッシャ-が外れています                       【右】接点に焦げ付きや溶解はありませんでした なのに何故?


※この電極プレ-トを外してシンプルなスイッチに仕立てる方法は現にあります。何故、私がこの電極プレート(第3の電極と呼んでいる人もいますね)に拘るかというと、通常はカットオフレバ-でセミ・フルを制御出来るのですが、セミの場合、このメカボではどうしてもセクタ-ギアがオ-バ-ランしてしまうのです。タイミングをFET デバイスを用いて一定にすることは可能でしょうが私の様にフロントハンドガ-ドではなくロアレシ-バ-にLi-Po を仕込む場合は、イチイチ本体を割殻せねばならずバッテリ-を繋ぎっぱなしに出来ない FET はのほほんとしている私には危険なので、飽くまでスイッチ系統はそのままにしています。

 さて今回の動作不良はスイッチを手でスライドさせると綺麗に動くのにレシ-バに戻してトリガ-を引いても動く気配がありません。てっきりスイッチと思いこんでいただけに、当初訳がわからんかったのです。ご存じの様にブルパップの場合、多くはトリガ-から継手を使ってメカボのスイッチを操作するわけですが、あれこれとチェックしていく裡に、漸く剛性の高いG&G の継手が伸びてしまい押し込み量不足なっているのが判明。理解していると思い込んでチェックリストから漏れていたポイントでした。恐らく、前の持ち主が動きの悪さ故に必要以上にトリガ-を引き絞り続けた結果でしょう。原因が判ればあとは簡単。トリガ-と継手を繋いでいるピン(小さなEリングで留めてあります)を抜き、プライヤ-で引き代を戻してやります。
 



【左】必要以上に継手角度が浅くなっていました                   【右】矢印方向に角度を深く曲げ戻します


これで押し込み量不足が解消され ブイブイ動きます




2.各部の修正と調整

次はいつもの通り、各部の調整と修正です。今回はL22A2 の様なサイクルアップをさほど狙いません。さりとてオリジナルの19 枚歯のピストンとセクタ-では必ずメカボにも無理が出てくるし作動不良の原因にもなりますので、UFC が出したオ-ルアルミのロングピストンを使ってみました。このピストンは歯の部分はスチ-ルですが16.5 枚歯という代物。セクタ-ギアも手元にあったG&P の16 枚歯を入れてみました。


A.メカボックス内部



【左】ピストンのスリットを削っていますが違うんだよね~ ラックギア辺りがもう削れ始めています 【右】ロングピストンの形状ながら16.5 枚歯というノ-マルセクタ-ギアに対応するUFC のピストン



スプリングガイドはVer.3 用のトルネ-ドシャフト スプリングはKM の90 をチョイス



【左】オリジナルの19枚歯から  ⇒          【中】G&P の16枚歯のセクタ-ギアに変更           【右】ノズルはでんでん虫を加工






B.バレル、SBD など




【左】バレルはオリジナルを流用 気密アップのためにシ-ルテ-プを使用            【右】クラウンを削り直してテ-パ-を掛けて磨きを入れます



【左】市販のSBD を使ってスイッチ接点の焼き付けを防止                  【右】メカボックス全体 組み込みにSBD が邪魔しないのが大前提



【左】ロアレシ-バに2250 mAh のLi-Po を仕込みます                  【右】少し回転が遅いですが弾速の方はまぁ思った通りになりました



何だかねぇ このスタイルにも愛着が出てきてこれ以上さわりたくない様な気もしますが 心を鬼にして!? 次なる目標に向かいます



今回の改修はA3 化に向けていつもよりあっさり系で仕上げたものの、弾速、命中精度は格段に向上しています。何よりスイッチ周りの整備とギア、ピストン変更でメカボ内のクラッシュはまず無いでしょう。記事にはしていませんがメカボックスのシムの選択ミスは非道かったです。手で回しても回らないほどでした。基本が判っていればこんなこと無いのですけど.....。愛情が大事です。こいつを手放された方は恐らくもう違う銃を手元に置いてゲ-ムを楽しんでいることでしょうが、あとはしっかり私が面倒を見てあげることにします。さて、次はやっと男爵氏のハンドガ-ドを組み込む楽しみが待っています。

< 続く >




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