2018年12月04日

G&G L85 ETU シリ-ズのこと (Part.2 奇々怪々なことだらけ)


G&G L85A1   レフトサイドからA2 との違いを見分けるのは非常に難しいですがマガジンキャッチのガ-ドがありません

前回のL85 ETU のレビュ-記事がクラッシュして以来、二度と書きたくないと思っていた程でしたが、少し気分も晴れてやっとその後の記事を書く気持ちになれたので、再び筆を進めます。私や裸の男爵氏が記事中にも述べているとおり、新しいL85 ETU は懲りもせず19T のロングピストンとそれに合わせたセクタ-ギアを搭載。そして日本の規制逃れのためバネレ-トが高いスプリングはそのままにして、シリンダ-を前後ろ逆に取り付け、切り欠きがシリンダ-ヘッドの横に来て圧縮空気ダダ漏れ状態にして弾速を落としていたこと、その上に以前からの悪癖であるピストン側ギアの削れは直っていなかったこと(既に私のもラックギアが削れまくりん)・・・・・などなどトホホな事実が出てきました。新製品を前にYou tuber な方々が「凄い!」とか「良いですね」とか述べていらっしゃるのが滑稽で気の毒になるぐらい、内容は惨憺たるものだったのです。この事実が分かった今では、わたしもこれならETU だの言わずにサ-ドパ-ティのFET で良かったべさ!と悪態をつきますわな。わざわざETU にする必然性がまるでない!!事実その通り、値段は高いわ、ピストン削れてくるわ・・・で誰が買います?その上、シリンダ-の前後を(正常な位置に)変えるだけで、修理対象外になると思われます。代理店はそれがこの商品の「仕様」と言うに決まっていますから。だから現時点で中身を触れない皆さんは買わないことです。仮に買ったとすればまじめにLi-Po 11.1V 20C 以下のバッテリ-で駆動させて、ピストンクラッシュしたら修理に出しましょう!(幾ら掛かるかは知りませんが、直してはくれるでしょう) 因みに本国台湾ではL85用16T メカボが登場しています(友人K氏が既に手に入れています!)。恐らく対策品だと思われますが、多分輸入代理店は知らんでしょうし、G&G の正規取り扱い店というのがこれまたお粗末なのが多すぎで皆さんのお役には立たないでしょう。就中、L85 はゴミ扱いしているところが多く知識すらないというのが実情ですから。ただ、彼らの言い分にも或る程度頷けるところがあります。それはこのL85というモデルの特殊性です。メカボ自体がコピ-ではなくオリジナル設計ですから、マルイのメカボを触われる程度の連中がどや顔できないのも事実です。そうなりゃ恥をさらしたくないからゴミ扱いするんです。哀れ、L85は個人の愛でしか救えない立ち位置にはあるんですなぁ。



【左】圧縮エアだだ漏れセッティング                  【中】1ゲ-ム使った程度で削れるピストンギア                 【右】性懲りもなく19T のセクターギア


ところで、このETU シリ-ズがリリ-スされる際にショップへのお達しが「11.1V 20C 以下のLi-Po バッテリ-を推奨」とのことでした。曰く高CのLi-Po ですと基盤が焼けてしまうという不具合がでるとのこと。基盤が焼ければETU はおろかメカのみでも稼働しなくなる地獄が待っていますから、皆慎重にならざるを得ない。しかし20C 以下のLi-Po って意外と出回っていないんですよね。とまれ何でこんなにAEG に気を遣わなきゃなんねぇんだよ!!ゲ-ムの道具としてまるでミルスペックじゃない。寧ろミススペックですよ。その上、ユ-ザ-の多い7.4Vじゃなくて11.1Vですからね。因みにG&G の純正Li-Po は嘘のように20Cです。ここまで来るとザワトらしくて笑えてきますな。

さて、これからの記事はそんな自分たちで触れない皆様にはまるで関係ないことをウダウダ述べますから読む必要は有りません。第一、真似でもしたら自己責任と言う言葉しか出てきません。それに個体差という玉虫色の解釈も成り立ちますので私も徹頭徹尾責任がもてません。それほどこのL85 ETU は話の収拾に苦労するのです。・・・・・ですが敢えて以下の通り記します!



※L85 ETU は MARUI のEG 1000 で7.4V が使えるようになる
しかもフルストロ-クでサイクルも充分


海外AEG のチュ-ンの第一歩としてモ-タ-をマ●イ製に換えるというのはごく普通のことでして、海外モデルでも良く出来たモ-タ-があるとは言え、模型用モ-タ-にあって緻密な銅線の巻きを行えるのはやはり日本製に優るものは殆どないでしょうね。私も初代L85 ではモ-タ-はそのままG&G 製を使っていたこともあって同社製モ-タ-には信頼度絶大なんですが、7.4Vでドライブできんかな?と考えたとたんにまず最初に頭に浮かんだのはモ-タ-の換装でした。勿論、ハイサイクルとまでは考えていませんからEG1000 をチョイス。次いで軸受けを8mm ベアリングに換えることでした。時代は私らプロレタリア-トにも優しく8mmベアリング軸受けが1,000円内外で買えるようになったんですから良い時代になったもんですよ、全く。



【左】メカボックスからモ-タ-部を分離                  【中】続いて電気接点ケ-ブルを外します                 【右】メカボックスを左右に割殻




【左】念のためにセクタ-チップを取り付けたのが結果的にOK                    【右】SHS 社製の19Tフルスチ-ル歯のピストンに変更 スプリングはKM社製98m/s




【左】モ-タ-はEG1000 に変更 モ-タ-の押し込み量はセッティングし直しになります      【右】軸受けは8mmベアリング シム調整はやり直しになりますから苦手な人には勧めません


今にしてみればベアリング化は蛇足であったとも思えますが、なにせ11.1 - 7.4 = 3.7V の差をC の力を借りずに実現しようとするなら機械的抵抗を出来るだけ下げようとするのは阿呆の私でも判りますんでねぇ~。しかも旧世代の19T 仕様の動きのトロさを知っているから余計なんです。ともあれ、その結果はどうなったかと申しますと、19T ロングピストンをこれまた19T セクタ-ギアでフルストロ-クさせても尚充分なサイクルが実現してしまいました。しかも、ETU のウリであるセミオ-トがビシビシ決まります。これには余り驚かない私もビックリ転けました。動画を裸の男爵さんに送ったら、やっぱりひっくり転けてました。それほど劇的に且つあっさりと思いが遂げられたのでした。

散々ETU をけなしている私としては少し悔しい気分ですが、これほどまでのレスポンスの良さは、単にモ-タ-とベアリング軸受けの所為ではなく、ETU の配線や内部抵抗の少なさと電子スイッチのお陰だと思われます。旧型を知っている人はモ-タ-や軸受けを換えたとてセミオ-トのロック症状やサイクルアップを果たすには、ロングピストンによるフルストロ-クを捨ててセクタ-カットが必須だったのですから。とは言え素性が良いのは分かったものの、モ-タ-やピストンはオリジナルではどうにもならないというのも事実。ここら辺が良くならないと、「買い」とは絶対に言えませんね。大好きなG&G 社ですが、ここははっきりと言い切っておきます。




適正ホップでの数値です まだエアロスがあるんでしょうね~ これから煮詰めます




さてココまで来て問題になったのは・・・・・・・・・・・・・

11.1V のLi-Po バッテリ-はサイクルが早すぎて使い物にならなくなりました。この製品は全てがG&G の自社内パ-ツで構成されたときに初めてバランスが取れるということに他なりません。然りとて何れピスクラしますし、爆弾を抱えた高価な海外AEG だということです。転じて言えば内部を触って、弄って調整してこそ良くなるモデルです。しかしそれでもわざわざETU を選ぶのか?という問いには結論が出ていません。文中、話の収拾に苦労する、と述べたのはこんな点からです。

最後にこのLi-Po 7.4V 20C 以下で使えるバッテリ-についてですが、説明書にもレビュ-にも紹介されていないものの、ETU 基盤にはエラ-表示を訴える赤色LED がプリントされておりトリガーを引いた直後二度点滅した場合、バッテリ-の不適合(電力不足など)が疑われるということです。試しに手持ちの7.4V 1100mAh ~1300mAh のLi-Po ではセミは利くものの2度点滅。案の定フルオ-トにしてもセミになると言う症状が出て、予め不適合であることを表示しました。結果7.4V とはいえども20Cで且つ1400mAh 以上のバッテリ-が適合するという実験結果になりました。勿論、これは手持ちのバッテリ-での結果ですから、ブレはありますが或る程度の指標にはなろうかと思います。


緑色の矢印にあるLED がメカを動かすに当たってバッテリ-に不具合や不適合な場合 2度点滅します



以上が今回、書きたかったものです。書き漏らしもあるでしょうし、偏見に満ちた内容かも知れませんが、ショップにもメイカ-にも輸入代理店にも迎合するつもりなんぞありません。ショップの宣伝やらはたまたオ-クションに誘導するようなブログやお金を積んでランキング上位にいるような真似は絶対にしない、それがこのブログの唯一の矜恃ですから。



G&G のL85 も ETU を積むんだったらせめて此処までの進化をしたモデルの発売も考えるべきだったのではないかな?




裸の男爵氏考案のLLM Mk.3 型バッテリ-ケ-スのプロトタイプ  レイルハンドガ-ド等に換装した場合などに雰囲気を壊さずに使えます






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この記事へのコメント
長文ならびに詳しい実験結果のご報告、ご苦労様です。

当方車の整備士をかじっていますが、もう何十年も前の話でして、機械的な動きには脳みそが対応できているのですが、目に見えない電気系統がさっぱりダメでして(;^ω^)
今回の記事は大変参考になります。

しかし、あちらではノーマルストロークのメカBOXが存在しているとか・・・・・

なんだか複雑な気持ちです・・・・・・


ともあれモーターを交換するだけで、使用バッテリーが7.4Vに出来るのは大きな意味がありますね、やはりモーターはまだまだ日本製の方が良い物作ってます。



最後にLLM MK3バッテリーケースの紹介していただきありがとうございました。
実は内部を可能な限り広くした試作品がDMMから届いております。
しかしネットで確認できるバッテリーサイズと実際のサイズが、微妙に違うこともあるので、前回のゲームの時に借りて帰れば良かったと後悔しています。
(;^ω^)
Posted by 裸の男爵裸の男爵 at 2018年12月04日 18:19
男爵さん:駆動動画も載せようかと思いましたが、セッティングを全て見せてからでないと誰も納得しないでしょうし、私には動画でそれを上手く表現できないので止めました。それにベアリング軸受けは別としてモーター換装ぐらいなら或る程度の方なら出来るでしょう。

それからバッテリーのアンペアは中継コードの素材とコネクターを換えるだけで1100mAhまで下げても稼働する事が出来るのも確認済みです。

LLM Mk.3 バッテリーケースのAN-PEQ 用バッテリーならぱっと見の形状も弄らないで済むので良いかも!期待しています。この次のゲームでご一緒できるならお渡ししますよ!
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年12月04日 20:29
初めまして、L85 ETUのピストン情報を探していたところ、当ブログに辿り着きました。
やはり19Tなのですね...L85 AFV(L22A2)がETU版発売前に手に入りづらくなってETU対応されるのならと待っておりましたが、7.4Vをドライブするには駆動効率(電材リプレイス・摺動部グリスアップ等)を上げなければいけませんでしたか...。
値段も上がっているので買う前から損している気分になっております~~;
過去にG&GのETUを7.4Vの高レートで回したところ、1ゲームのセミ撃ちでETUが焼けたのが記憶に新しいですし、結局お金をかけなければいけませんね。
Posted by ReNi at 2018年12月07日 13:40
ReNi様:こんばんは。やっとまともな書き込みをなさる方からのコメントで嬉しいです。

私自身はETU がどれほどのものか野次馬的な気持ちで手に入れたものの、殆ど後悔ですね。出来の良いFET デバイスを買って取り付けた方が良いように思います。少なくとも今のままなら素人が買うべきモデルでは無いと思います。

尤も、買いかぶっていただいたようですが神経質なほどの駆動効率(なんておこがましい)に手を加えた積もりはありません。寧ろモ-タ-を換えただけで7.4V対応になったと言う意味合いが強いですね。だからモーターの事情で推奨バッテリーが変わるんじゃないかと邪推しています。

また高レートのバッテリーは台湾では疑問符がついているそうで、メイカーから言わせれば日本のバッテリー事情の方が異様に映っているようです。従ってETU 回路自体が20C程度で最も良く動くような設計ではないのだろうか?という意見も友人の中にはあり、あながち否定できません。
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年12月07日 22:33
心待ちにしていた記事です。
当方は箱だしの物が2~3回のサバゲー使用で初速が60m/sまで落ちてしまいました。そこでKMの98.0スプリングを使用しシリンダーの前後を逆にして組み直したところセミで初速90m/s程、フルオートでピスクラが起きました(泣)
原因を探る中で記事にまとめてみえる通り、当方も脆弱なプラ歯ピストンに原因があるのを疑いました。
しかし調べていくうちに、気密向上によってピストンの前進が遅れたためではないかという線も浮上しました。
そこで2点質問なのですが、最終的にシリンダーは元々の前後を逆にされていますか?
また、純正のモーター(11.1v)はEG1000(7.4v)と比較した時、速すぎてしまいロングストロークピストンとは相性が良くないのでしょうか?
カスタム経験が浅いですが、11.1vのバッテリーがもったいないので、なんとか純正モーターで初速を80m/s以上に戻してあげたいのです。気が向きましたらお返事お願いします。
Posted by 迷える子羊 at 2018年12月12日 23:26
迷える子羊さま:こんばんは。実はこちらこそ大いに彷徨してはいるんですがね。

さて、ETU バージョンをお求めになられた、と理解して話を進めますが、先ずは壊さないことです。従来のメカなら、何とかなるところも基盤などを焼いてしまいますと元も子もありませんから。
 ピストンが削れるというのは材質が脆弱な為ではなく、基盤とスイッチが変わっただけの旧来の構成と何ら変わっていないから当たり前なんです。このシステムはピストンが「削れる」んです。原因はロングストロークでピストンが前進を続けている間にセクターギアが一周してピストンの歯に激突するためと思われます。規制値内に初速を抑えるために苦肉の策として、シリンダーの切り欠きを前方に持っていった事が結果的に前進速度を上げる(というより発射直前に圧縮された空気でエアクッション効果が起きているのを防ぐ?)真似をしているとも言えましょうね。
 記事が飛んでしまったPart.1で実は私の銃も73m/sしか出ていなかったと記しておりました。これがグリスが抜け始める3回目のゲームあたりでは恐らく御貴殿のいう60m/s辺りに落ちたであろうとは容易に想像できます。何故エア漏れに気がついたかというと空撃ちの際にエジェクションポートから盛大に風が腕に当たることからでした。

ご質問の件ですが、①シリンダーは勿論、切り欠きを後方に持って行く、ごく普通のセッティングにしております。今回、記事にした私のセッティングが果たして正解なのかどうかは検証できていませんが、少なくともピストンが前進している間にセクターギアの歯が当たってはいないと思われます。本国台湾でも7.4Vで動かしている情報もあり、正解が何処にあるのか私にも分かりません。

②純正のモーターはEG1000に比べてトロいです。私の感触では

EG1000&7.4V = 純正モーター&11.1V という感じを受けています。

このまま11.1Vをお使いになりたいなら手だてとしては、従来の手法であるセクターギアカットをするのが良いと思います。台湾で既に出回ってる16Tにするのが他人様にお勧めできる方法ではないかと想像します。ただし責任は一切もてません。私と私の友人達による人柱的な意見を集約した程度です。明快な答えが出せず心苦しいのですが、現状はここまでが限界だと思います。
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年12月13日 23:49
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