2018年01月04日
S.I.G
Happy New Year ! 明けましておめでとう御座います。

Specialized Infantry Group insignia Dagger Knife ではなく L3A1 Bayonet があしらわれています
2018年の年明け早々のネタはS.I.G のお話。この世界でSIG と言えば英軍ファンならずとも、あのスイスの名銃が浮かびますよね。ま、これが頭に浮かぶのは正常な範囲ってもんです。が!シグ、と聞いて Specialized Infantry Group と口から漏れた人は間違いなく症状の進んだかなり重篤なビョ-キです。因みにグル-プというと我々が普段使っているイメ-ジと軍用語では大分趣を異にしていて物の本によると複数の大隊から成る戦闘部隊または支援部隊を指します。このPatch ですが実は市販されておりません。出来たてホヤホヤの未だ謎の多い部隊だけに本物は愚かレプリカさえ出回っていません。これ、友人であり導師であるK氏のいつもの” 無いものは作っちゃおうプロジェクト ” の逸品です。年の始めにそしてこれからの英軍の一翼を担う部隊のPatch だと思うのでご紹介する次第。

Tam O'Shanter に Black Hackle と言えば 1Scots 左腕のS.I.G のInsignia が大隊より上位であることが判ります
Photo by @SpecInfGp
そもそもS.I.G とは何ぞや?と思われるのも当然で、詳細はなかなか掴めないのですが、各大隊から選抜された卓越した技能を持った兵士によって編成される新たな特殊歩兵作戦群のものの様で英軍では2025年の新たな軍の再編を睨んで早々に稼働を始めています。似た考えとしてはB.R.F (Brigade Reconnaissance Forces )がありますが、これは旅団が作戦域において旅団を構成している各大隊から優秀な兵士を選抜する、謂わばその場限りであるに対してS.I.Gは恒常的な作戦群として設置されます。一般的に作戦群としての人数は300から1,000人という単位ですが、S.I.Gの構成員はおよそ300人と言いますから、小編成ではあります。それだけに少数精鋭であろうことは容易に想像できます。推測するに特定の特殊任務を受け持つ一組織です。敢えてInfantry と言っていることから歩兵中心の特殊な職務を遂行する特別なお方達になるんでしょうね。因みにこのS.I.Gへと兵士達を供出する大隊は次の通りです。
Specialised Infantry Group
The Royal Scots Borderers, 1st Battalion, Royal Regiment of Scotland
4th Battalion, The Rifles
2nd Battalion, Princess of Wales’s Royal Regiment
2nd Battalion, Duke of Lancaster's Regiment


【左】1st Battalion, Royal Regiment of Scotland 【右】4th Battalion, The Rifles


【左】" The Tigers" 2nd Bttalion,Princess of Wales's Royal Regiment 【右】2nd Battalion, Duke of Lancaster's Regiment



作戦群の旗もちゃんとあるので本気度が判ります 1Scots と 4Rifles はどうやら一緒に訓練を重ねているようです

ウガンダで活動中のS.I.G Photo by @SpecInfGp

このPatch は言ってみれば公開性のない内輪のレプリカではあります。しかし、製作に当たったところが凄くて、口が裂けても言えませんがそれそれは由緒あるところで作られております。
仕上げと言い、その精緻さは目を見張るものありまして、恐らく日本国内で製作すれば目の玉が飛び出すであろう値段になると思います。
仕上げと言い、その精緻さは目を見張るものありまして、恐らく日本国内で製作すれば目の玉が飛び出すであろう値段になると思います。


ウガンダで軍事教練を指導するS.I.G 確実にCobra Helmet と STV が行き渡りだしています Photo by @SpecInfGp

そろそろ・・・・・・・・・・・・・かな?(^^)
Posted by Kafu' at 01:23│Comments(0)
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