2013年11月24日

G&G 新型SUSAT ( L85AFV 外伝)

G&G 新型SUSAT



G&G の新型SUSAT です。UFC 社製と出所が同じ!? かもしれませんが.....


L85AFV の話から今回はG&G の新型SUSAT について触れておきます。L85 のサイティングシステムと言えば長らくSUSAT と相場が決まっていました。クロスヘアでもなく目盛りが付いているわけでもなく代わりに奇妙なオベリスクと呼ばれる円錐型の先端に目標物を合わせるものです。白眉はオベリスク先端にはトリチウムを備え環境に左右されることなく赤く発光しサイティングしやすくなっていることでしょうか。イラク戦後期から米国トリジコン社の4倍固定スコープTA31 が使われるようになり、直近ではこれに加えてELCAN社の同じく固定4倍のSPECTERも見受けられる様になりました。
 伝統のSUSAT から他のスコープに換装が進められた理由は幾つかあるものと思われますがトリチウムの耐用年数が切れかけていると言うのが最大の理由でしょう。とは言え、主戦場!?のアフガニスタン派遣部隊や即応部隊のRoyal Marines などを除いては依然SUSAT はL85 のレイルに鎮座しています。分けてもL85AFV では他の光学機器の換装例を見ることはなく連綿とSUSAT を使用し続けています。


【左】矢印の通り回すと切・弱・中・強 の順にオベリスクの照度が変わります      【右】スコープベースと本体を外したところ。裏蓋が少し興ざめです

  話をレプリカに戻します。元々G&G のL85AFV には同梱されていたと記憶しているのですが、別売だったと言う方もいらして定かではありません。ともあれ、私の銃(L85AFV)には付いてきました(^^)v 単品売りでは豪華なプロテクションケースに入ってくることでも一時は話題になりましたが、競作メイカー同様、アイレリーフが短くサバゲでゴーグルを付けて使えないと悪評紛々でした。その後、従来にないオベリスク先端が光る新機軸を搭載したUFC や海外組ではACMが参入しました。それぞれ一長一短はあるものの狭い世界でこれほど競作されたのも珍しい出来事でした。


裏蓋に仕込んである発光ダイオードの赤い光をアクリルで出来たオベリスクの底面が拾って先端に光を届ける仕組みです


元々、レプリカ のSUSAT には余り期待していなかった私はSUSAT 型ダットサイトを自作して使っていましたし不自由もありませんでした。Part.1 からご覧の方はご存じの通り今般L85AFV を手に入れたら覚えず最新のSUSAT が手に入ったという感じです。既にお知らせした様にUFC 社製 同様オベリスクが光ります。これには驚きましたし喜びました。思わずお買い得ぅぅっ!と叫んだものです。



ですがね.......

狙点に弾が当たらないんですよface07



SUSAT 上部にあるアイアンサイトと軸芯が一緒だと思いこんだ私がアホでした。スコープを覗くとオベリスクの先端に着弾させるにはフロントのウィンテージをスライドさせ一番右に寄せて何とかという始末。あちゃら製でしばしばある光学レンズのズレか!? 気分は一気に天国から地獄行きです.......。
いつぞや記事にしたSPECTER DR のレプリカ捜しの折なんかショップで箱から出してくるものどれもがアイアンサイトとスコープは合わないのが当たり前の様な有様でした。あのときの悪夢が頭を過ぎります......これを不良と言うのは日本製の時ぐらいなんでしょうか?



ご覧のように光軸がハナから歪んでいる状態でした。短小でブルパップであるAFVではサイトが命。これでは当たるわけがありません


光らなくてもちゃんと狙えるSUSAT が欲しいと、泣きながらダメ元で裏蓋を開けてみました。てっきりボディに筒状の鏡胴が前後に貫通しているものとばかり思っていたのですが、豈図らんや貫通した筒は見つからず代わりに裏蓋について出てきたのはダハプリズムでした!


【左】裏蓋の内側のパネルを開けるとバッテリー室が現れます             【右】外側のパネルを外してダハプリズムを露出させた状態


冷静に考えてみればさもありなん、レンズ群が組み込まれた鏡胴に先端の光るオベリスクを新たに設けようとするなら非常に手間と暇と精度が要求されます。それをG&G がいとも簡単にしかもローコストでやってのけた訳はこんな仕様だったからなんですね。この構成なら修正できる!と俄然元気が出ました。要はダハプリズムの組み付けの角度を調整すれば良いんですから!


ダハプリズムはバッテリー室からねじ留めされているのでねじを外します


中心をずらさぬようにして左右にプリズムを振ればズレを修正出来ます。裏蓋とプリズム保持枠はABS 素材なので正位置が出たところでABS 接着剤で固定します






きちんと光軸が整えば、あとは裏蓋、エレベーションダイヤルとマウント固定ノブ以外はオール金属ですから安心&頑丈です

最後に短いと言われているアイレリーフも私的にはこんなものではないかと思います。それより機構上、仕方ないかもしれませんが裏蓋のあしらいはもう少し何とかならないか?と少し不満は残ります。リアルなG&Gだからこそ敢えて言いたいです。更にこの裏蓋の素材ですが、電池蓋は金属であるものの、裏蓋全体は質の悪いABS樹脂で、固定ねじを締め上げると次々にひび割れが起きる始末で、これは何とかして貰いたいものです。文句ばかり言いましたが正しい光軸が出れば充分使えるサイトだと思います。


【左】こんな具合です。ポロッと行く前にABS接着剤で固めました。      【右】筐体内は謎のグリスべったり。意味不明です



先日の深溝フィールドにて。戦果もそれなりに上がりました






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この記事へのコメント
susatのアイレリーフが短すぎるので、知人のスコープ屋さんに中身を見せたら双眼鏡用の部品の使いまわしだねって言ってました。
あと内部のグリスは生産時に混入してしまうチリやホコリ取り用だそうです。
Posted by km at 2013年11月25日 09:56
kmさん:情報有り難うございます。ダハプリズム自体双眼鏡に多く使われているものですから、さもありなん。

アイレリーフが短いと言われるのも頷けます。尤も、このSUSATのみならずACOG レプリカも短いものが多くて、レプリカに慣れているなら余り気にならないと思いますね~。

因みに昔のMMCや無名の中華SUSATはちゃんとしたレンズ筐体を持っていました。

グリスを塗るという理由は、薄々想像していましたが、光学機器に油系はレンズシャッター基部ぐらいで、それ以外は馴染まないと思っていました。

ま、レンズもマルチコートではないし、本来窒素ガスなどを封入して曇りも出ないようにするんですが、この機構では、裏蓋のパッキンで防滴程度。おもちゃはオモチャであります。大目に見ないとですね。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年11月25日 14:44
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