2016年06月26日

ELCAN SPECTER DR (reprica) をOS 4Xにできるか? (やってみました!の総集編Vol.2 )


製作記事の途中で掲載した写真からはロゴやNSN ナンバーの色をホワイトに変更しました ミリフォトではどう見てもホワイトですな いやぁ二度手間でした
各部の見直しやパテ盛り直しと磨き直しで手前味噌ですが製作途中の仮着色時とは全く違うと思います デカールの厚みが弱点ですがそこはご愛嬌です


ELCAN ってERNST LEITZ CANADA (エルンスト・ライツ・カナダ)の略から来ていたとは最近知った事実です。あのドイツの光学機器メイカーのLeica の分家カナダライカだったんですね~。ライカと言えば私にとってはカメラが先ず頭に浮かぶので、ELCAN とどうしても繋がらなかったのです。ライカマニアはカナダ・ライカとかライカ・カナダとしか言いませんので....。
 尤も社名であるエルンスト・ライツってのは創業者一族の名前で、映画用フィルムをカメラ撮影用にフォーマットを考え出し、世に言う名機ライカという35mm カメラを作ったのはオスカー・バルナックって人だったんで・・・・・ま、そんなことはこの際関係ないですね。光学メイカーの血統としては申し分が無いと言うことでしょう。さてこのスコープはLDS とも言われることもあってこれはLight weight Day Sight の略称です。ELCAN SPECTERが軽いとは到底思えないのですが、あのクソ重いL85 をSmall Arms というんですからどうにも感覚が違いますな。



・・・・レプリカスコープ断面図・・・・図解では三角形を二つ合わせた様な部分がダハプリズム


工程の続きを始める前に予め断っておきますが、このレプリカスコープは本物と違って曇り止めのガスやウォータープルーフなぞまるで考えていないと言うことです。だからこそ分解したり切った貼ったできるわけで、本物でこんなことをするのは余程の酔狂か単なるお馬鹿です。それから・・・・総集編Vol.1 の写真はどれも対物レンズを付けたままの作業になっていますが、実は対物レンズはフードごと反時計回りに回せば外れることが作業中に判りました。恐らくサンダーなどで高熱になった時に(実は触れないぐらいに熱くなります)フードを固定していたネジロック様のものが熔けたと解釈しています。なぜ最初からバ-ナ-などで熱を加えなかったかと申せば、レンズの素材が曖昧だったことと合わせレンズだとした場合、バルサムなど光学接着剤が傷んで濁ることを恐れた為です。結果はどうだったかと言いますと単なる一枚のガラスレンズでした。従ってもし、フードを外したいという方はフードを傷めないような工夫をして力ずくで回すか、作業前にバーナーで炙るなどしてネジロックを無力化して外すことをお勧めします。誰もレンズ部分をばらしたことが無いようなので半ば人柱で出来るだけバラしてみました。今になって判ったことは本スコープに限って言えば接眼と対物レンズはバラせます。間にあるダハプリズムだけがどう取り出して良いか判らないというところが現在までの状況です。このダハプリズム部分を前後から養生してやれば作業中の切り粉やゴミ、ホコリが入り込むことなく、あとから組み直しても綺麗な状態でスコープが使えるものと思います。ダハプリズムは光を屈折させてレンズの焦点距離をプリズム内で伸ばし結果として全長15cm足らずの鏡胴で4倍にするんですから、非常に重要なパーツです。出来るだけホコリから守ってやりたいものです(私は手遅れですが)。尚、接眼レンズは前後5mm、対物レンズは前後に10mm以上可動出来ますので視度調節や画像がぼやけるという方は回してみることで改善することも併せてお知らせいたします。但し対物レンズはフードの一番奥までねじ込むと使い物になりません。一番奥からは ” 浮かせ” た位置で結像しますので留意してください。




さて、それでは続きを始めましょう!


フット部にパテ盛りして成形を施します OS4X 特有の形状です フードが外せましたのでDR の直線的なフット部を曲線を描くように削り ウィンテ-ジダイヤル固定ネジ穴も4つにします



こんな感じですね



【左】接眼レンズの縁取りから約10mm の辺りに水抜き!? 穴を上部と左右に開けます 1.8φあたりがいいみたい   【右】エレベーションダイヤルブロックにパテを盛って成形します(今まで何を間違っていっていたのかウィンテージと記してました お恥ずかしい)
・・・・とここまで書いてきてうっかりしていました!底蓋の取り付け工程の写真がありません。鏡胴のパテ盛り整形時にプラ板で底蓋を作って取り付けております



総仕上げの要はデカール作成です 今回は白文字が重要なポイントなのでA-ONEのデカールシールというモノを初めて使ってみました  ちょっと癖の強い代物ですがインクジェットプリンターで出せない白文字が綺麗に出てくれました
打ち出しには各デカールの大きさをミリ単位で設定できる ワープロソフト WORD を利用  プリンタープロパティで画質をキレイに設定すれば結構、細密なプリントも可能 今回はこの機能が重宝しました おっと画像の反転を忘れずに!




【左】ミリフォトを見ながらサイズ合わせをして先ずはメイカーロゴやNSN がらみを貼ります              【右】UP→ やR←→L のデカールを貼り付けてトップコートを吹き付け右サイドのマーキング完成



【左】左サイドは光量調整ダイヤルの取り付け前にマーキングを施す必要があります                【右】キャップ落下防止ワイヤーを取り付けるねじ穴も開けるのをお忘れ無く!M3 でタッピングがおすすめ


左右の主だったマーキングが終わりましたので、デカールの食いつきと保護のためにトップコートを吹きつけ、乾燥したところでデカールの色合いや浮きあがりをマスキングするため上から再塗装したりレタッチしたりして色合いを合わせ、馴染ませます。ここまで来たら完成はもう間近です。作業中ずっと絶縁テープで隠していた光量調整ダイヤル部分の取り付けに入ります。その前に......


光量調整ダイヤル分解のおさらい


バラして二ヶ月近く経っていて、タダでさえ物忘れの激しい私は記録を残しております。皆様の備忘録としてもお使いいただけるかと思いますので、ここでおさらいです。組み立てはこの逆をやればいいわけです。但し⑨番以降で、私は半田ごてで熱してリード線から基盤を取り外していますので、一番最初に半田付けし直しをすることになります。


①                               ②                               ③


④                               ⑤                               ⑥


⑦                               ⑧                               ⑨


光量調整ダイヤルを取り付けると左サイドが一段と完成に近付いていくのが感じ取れます 勿論点灯しましたよ



【左】意外と盲点なスコープマウント台座も成形し直しします   削るだけで丸2時間かかりましたね              【右】ウィンテージダイヤルの左右を入れ替えてプライヤーホールをモールドします



ダイヤル完成 これに伴って右側のフットの固定ネジをライブにするためにバネとスチ-ルボ-ルも移し替えます

これで・・・・・・・・・やっと・・・・・・・・・完成ぢゃぁ~!!





因みに今回写真はELCAN に敬意を表してLEICA ELMARIT 90mm F2.8 にて撮影





ここまで来たらやっぱり次はこれですよね・・・・・・嗚呼!茨の道がまだ続く予感・・・・・と言いつつエクステンションフードを作っていることは内緒です


DETA MATRIX CODE PLATE 後日譚


も追って綴ります







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この記事へのコメント
ひとまず本体の完成、御苦労さまです。

やはり各部分の情報量が半端ないですね、自分の観察力の低さにただただ恥ずかしい思いです。(; ̄ー ̄A


『対物レンズはフードごと反時計回りに回せば外れる。』

※自分も作業開始時には確かに外れなかったのですが、作業の途中で緩んでいる事に気が付きました。ついでにハダプリズムも外してしまえ!とばかりに分解しようと頑張ったのですが、やっぱり外せませんでした。



今回の記事では自分にはとてもありがたい情報をいただきありがとうございます!
最近は自作でデカールを作るためにそこらじゅう検索しまくっていたのですが、どうも良い方法が見つからないので、最悪は白のステッカーをカットして貼るなど考えていました。

なるほど!そんな方法があったのですね!!
白地のデカールに反転させて黒をプリントするとは!!
目から鱗でございます!!


自分の物は完成がいつになるやら分かりませんが、おいおいやっていきます。


今回はもう一つありがとうございます。
実は光量調整ダイヤルの分解を簡単には写真に撮ったりしていましたが、先日取り付けてみようと作業を開始したところ、久しぶりすぎて分からなくなってしまい、思考が停止しておったところです。
本当に助かります(TωT。)
Posted by 裸の男爵裸の男爵 at 2016年06月27日 09:53
男爵様:何とかここまで来て一段落しました。のんびりとは思っていたのですが、言い出して2ヶ月以上となるとシラケそうで少し自分にネジを巻いてやりました。

本当は光量調節ダイヤルは浮きだし文字だったりノブのリブが全幅に亘ってあるとか、スコープ下部にはどうもネジがあるようだとか気になる点はまだまだあるのですが、資料写真もそろわない中これが限界かな?と思っております。

ダハプリズムの外し方が判れば良いんですけどね~。私も注意して作業したつもりでしたが立派にゴミが入りました。トホホホ

デカールはもっと良いものがあるかも知りませんのでなお研究してください。そうそうその件でメールしましたのであとで読んでください。

次は・・・・・・・・SHIELD CQB か・・・・・・・・・・な?
Posted by Kafu'Kafu' at 2016年06月27日 22:16
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