2018年06月25日

Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)

Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
夏に向けてP44 装備に合わせてBrowning HP ビジランティ を可変ホップ化  キャンバス地の P44 ホルスタ-も現代にはない味があります




かつて私の L9A1 / Browning HP のバックナンバ-では固定ホップ方式変則ホップ方式を自分なりに考えてお披露目しましたが、固定ホップ方式を組み込んだMk.3 は安定して飛距離も出るんですが、気温の高低でホップの掛かり具合が変わり、特に夏場になるとホップがきつめに掛かるという弱点があります。0.2g で調整しましたが今時は0.25g でも浮き気味。片や変則ホップを組み込んだビジランティはそれなりですが不満もまだまだありました。夏場はとかく重装備なOsprey や Virtus は敬遠して P44 装備などどちらかというとライトウェイトな出で立ちでゲ-ムがしたいので時代考証的にも赦せるビジランティで可変ホップが出来ないものかとちょいと弄りました。

固定ホップ方式

Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
マ○イの電動ガン用バレルを加工  チャンバ-ブロックに窓を作り押しゴムを薄い板バネで固定した方式  効果は絶大です


変則ホップ方式

Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
オリジナルバレルに切り欠きをつけて  これまたオリジナルのラバ-チャンバ-を差し込んで自然にホップを掛ける方式



可変ホップ方式

オリジナルバレルとラバ-チャンバーを出来るだけ再利用したいと言うことで、パ-ツ構成は変更していません。今回は切り欠きを作ったバレル上部からイモネジでホップの掛かり具合を調整しようとしいるもので、固定ホップ方式ほど手を加えていません。オリジナルチャンバ-パッキンはインナ-バレル後部を包み込むように出来ていますが、バレルの切り欠きでフリ-になっている内側のラバ-部を押し込む方式です。
図解
Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)



作業の実際

Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
チャンバ-ブロックに M3 のタップを起ててイモネジでラバ-チャンバ-を押さえます ※押し込みすぎは停弾をおこしますので注意!
インナーバレルに被るラバー部分は3mm 相当のリューターの砥石で穴を開けておきます



Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
【左】チャンバ-ブロック部分から見た状態 前回切り取ったリブを今回は真下に向けています         【右】マズル方向から見た状態 ラバ-チャンバ-がBB 上部を覆い被さるようになります


写真の通りラバ-チャンバ-が上部を中心に楕円になっていますがこれがホップを司ることになります。固定ホップのように突起が出てホップを掛けるものと比べてホップ自体は穏やかで弾道も素直です。但し、可変とは言え強ホップになると抜弾し辛くなり、勢い弾速も落ちますから、狙えるのは精々15m 程度だと思います。私としてはハンドガンを抜くのはそんな距離だと思いますので今のところこれ以上は考えていません。書き忘れましたので敢えて追記します。この手の手直しは自己責任です。保証するものではありませんので悪しからず。

・・・・・・・・ところで・・・・・ガスル-トパッキン・・・・・のこと


TANAKA の HP で悩まされるのはガスルートパッキンの突き上げです。ガス圧が高くなるこの時期はとくに非道く、ガス圧でガスル-トパッキンがマガジンを飛び出す勢いで突き上げ、次弾を拾いにスライドが前進を始めた刹那!ロ-ディングノズルが激突!哀れマガジンのガス全量が吹き出して発射不能になると言うものです。パッキン内に輪っかを嵌めてみたりして飛び出し防止を施して見たりするのですが、今度は密着不足でパワ-が乗らないという二律背反。そこで試しに巻いてみたシ-ルテ-プが意外や結果オ-ライです。同じ悩みの方は一度試してみてください。3本あるマガジンにコイツを施して様子見をしていますが、現在のところ、飛び出しや密着不足は起こっていません。


Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)Browning Hi-Power (TANAKA ) をゲームで使えるようにする(可変ホップ)
【左】シ-ルテ-プを一巻き程度巻きます 巻きすぎに注意です                     【右】ポ-トから見たガスル-トパッキン シ-ルテ-プの白が見えます







同じカテゴリー(英軍 サイドアーム)の記事
この記事へのコメント
御無沙汰しております。
サバゲーにはなかなか厳しい季節になってきましたね。
ポップアップまで作ってしまうとは、なかなかの手練れですなあ。
流石ですね。
Posted by 火事手伝い(鈴鹿) at 2018年06月30日 20:46
火事手伝い様:お久しゅう御座います。今回のホップアップはかなり緩い掛かりのものです。元々英軍の一般兵士はハンドガンを持たず、コマンダ-クラスが携行しますね。しかし、サバゲにはそんなことを気にしていると私みたいなヘタレはすぐにくたばるので、持ち出します。

タナカのブローニングはなかなか手の焼けるシロモノなのですが、JAC 無き今、ゲームで使えるのはWE を含め僅かです。しかもどいつもこいつもホップはからきしダメと来ていますので、手を加えることになっちゃうんですよ。

しかし、当方式はまだまだ手直しの必要があります。まだまだ固定ホップが一番安定していると思います。またガスルートパッキンの処理は本稿で紹介したものが現在のところ最も安定していますね。

鈴鹿にはなかなか参る機会がありませんが、伺ったときには是非ご一緒させてください。
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年06月30日 23:37
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。