Faugh-A-Ballagh

英軍の通信手段として使用されているのがPRR（Personal Role Radio）で謂わば現用装備のキモみたいな存在。これがないと画竜点睛を欠くというかどうも締まらなく見えるほど現行英軍の個人装備の写真に嫌と言うほど出てくる。機能的には近距離通信メインでサバゲで言う特小無線機みたいなものです。

しかし我が国では技適マークが付いていないこいつ（本物）や現在売られている中華レプリカに電池を入れて通話ボタンを押した途端、電波管理局がチェック！最悪、電波法違反で200万円以上の罰金を支払う羽目になるそうです。更にはペースメーカーなど医療機器にも悪影響を与えるとか・・・皆さん遵法精神をお忘れ無く

んで、私がこれについてあ～だ、こ～だと言うほど知識もないし既に有名な先輩諸氏がブログ上でご説明されているし、私の乏しいアクセサリー群よりよっぽど素晴らしいものも持っていらっしゃるから冗長な駄文を認めるなんて更に恐れ多い。ということで本体と対をなすヘッドセットについて書こうかと・・・・それも、どーでもいいかぶり方に就いてなんですよえへへへ

ご存じBowmanのHeadsetは英軍に留まらず米軍、豪軍等その簡便さ、軽快さから各国兵士が使用しています。伸縮素材のヘッドバンドで頭部に固定。しかもオープンエア型のスピーカ部は薄くヘルメットは勿論、キラーキャップやブーニーハット装用時でも邪魔には殆どなりません。




さて我らが英軍のヘッドセット着用の特徴は・・・実はベレー装用時に大別して２種類あるのです。このHeadsetはスピーカ本体を左耳に固定する為、頭周に巻きつける伸縮バンドとずり落ちないように頭頂部で支えるメッシュバンドが付いているのですが、血脈を受け継ぐ米海兵隊と同様、本家英海兵隊は頑なまでに愚直、頑固な着用。即ち・・・・・そのまんま(^^;



一方、大戦中レッドデビルと怖れられた空挺隊員は、と言うとメッシュバンドを外して使っています。





写真はまだまだあります。ホレホレ　↓




空挺隊員（この方々は16AABの２Paraの兵士ですね）



とまぁ～、言ってみれば礼儀作法にうるさい武道体育会系と武闘派暴走族との違いとでも言うのでしょうか？それぞれ強烈な個性と自負を持った部隊ですから服装にもはっきりそれと判る様にしているとしか思えないですね。因みにお育ちが良い・・と言えば語弊がありますがRoyal Regiment of Scotlandなどタムオシャンターを被る部隊や海兵隊の一部は直に頭に着用してベレーを被る正当派?です。

Bowmanの国内特小無線機用レプリカも出ていますし、少し装着方法に拘って見るとサバゲも一段と楽しめるのではないでしょうか？