2017年01月04日
2017年のSTEN Mk.Ⅱ
大戦中、ダンケルクの戦いで銃器を捨て去って這々の体で敗走し、本土はドイツV-1 ロケットで焦土と化したイギリス軍。枯渇した銃器の早急な全軍配備が焦眉の課題となったとき生産性を最優先させ正式採用されたあとは瞬く間に英軍と言わず、連合軍側の兵士と言わず非正規兵と言わず民間人と言わずに広まった名銃・・・・・それがSTEN でした。果ては敵側ドイツ軍も鹵獲したものを使ったりコピ-したり.....。中でもサイドロ-ディング式で9mmパラベラムを撃ち出すMk.Ⅱは大戦中最も生産された短機関銃でした。英軍に於いて実銃は殆ど1960年代に姿を消してしまい。AEG ですら5年以上も前にAGMから発売されエアソフト歴史上からも既に風化しつつあるのに、2017年になに故に記事にするか?それは追って記すとして何を隠そう、私はそのシンプルさと無骨さがたまらなく好きなのです。私の審美眼から言えばバナナマガジンのSterling より余程に好ましいのです。あ、ご挨拶が遅れました。新年明けましておめでとう御座います。

AGM STEN Mk.Ⅱ ストックパイプ中にAK 用バッテリ-を入れることができる後期型

AGM STEN Mk.Ⅱ ストックパイプ中にAK 用バッテリ-を入れることができる後期型
何故にSTEN ?Sterling に続いて L1A1 と来て個人的には冷戦時代の英軍までで留めておきたかったのですが、来ちゃいましたね。また煩悩に悩まされるんでしょうか....。実はこのSTEN、 和歌山県橋本市のバトルランドのマスタ-である大ドラさんがイベント戦のヒストリカルWWⅡゲームで、レジスタンス役として参加する時に使っていたものなのです。


【左】精密射撃にはおよそ似合わないトップが台形のフロントサイト 【右】固定式ピ-プサイト 当時の運用方法では狙うと言うよりばらまきですからね


【左】STEN Mk.Ⅱと言えばコレ!手に優しくない溶接した鉄板グリップ 【右】9mm 弾だから良いようなもののこれまた肩に優しくないパットプレート


マガジンハウジングの45度回転のギミックも実銃同様再現されています オープンボルトのホンマもんではコレで排夾部への泥や異物の混入を防いでいました

AEGは殆どのパ-ツが金属製 剛性も充分なモデルですが実銃も砂漠地帯など悪条件下でも優秀な性能を発揮したとか
映画に於いても大戦中のイギリス軍兵士と言えば必ずと言っていいほど登場する短機関銃で、手にしただけで心躍ります。んが!実射性能はというと・・・・・Boysにも劣らない65m/sの弾速、モスカートを思わせるスプレー弾道を見てもう呆然、愕然、そして悄然。流石!大ドラ氏の持ち物であっただけのものであります。目で追えるほどの弾速と狙わずして当たり、狙って外すサマは最早、私の理解を超越したところにありました。日々大勢のゲーマーを相手に穏やかで声を荒げることを見たことがないバトランの運営を垣間見てきた私としては氏のキャラクターをこれほど反映した銃もないと断言できますな。凄いスキルを持っているのに、ニッカボッカにハンチングスタイルで独逸SS相手にやられパルチザンを泰然と演じていたに違いありません。

すてんゆずれ!と耳打ちする私と暖簾に腕押し顔の大ドラ氏之図
バトランで軽快にボルトが動くこのSTEN を見せられて(実は弾筋は見てなかったンですが)からと言うもの、絶対にヤだ!という氏に三顧の礼、お百度参り、バトランに訪うては「すてん、ステン、STEN」と耳打ちし、巌の如き固い意志が苔生すまで粘って、の2年半余り。やっと譲って貰ったのですから喜びもひとしおです。次は ” お礼参り " しなきゃね(^^)
初見はかなりヤレているものの電動ブローバックギミックが施されていて元々は、どなたかの手による物だと思います。ボルト稼働ギミックの為に綺麗な加工がされていて同時にメンテナンス性も良いので、作り手はかなりの手練れではないかと想像を逞しくしております。殊にロングスプリングを疑似ブロ-バックギミックに利用することは稼働に余裕を持たせると同時にテイクダウン性にも優れます。またスプリングを這わせるための溝加工の正確さは見事なものです。


ブロ-バックギミックの加工痕 【左】バレルジャケットで隠れていますが 【右】スプリングの可動域を伸ばすために溝が綺麗に掘られています

スプリング延長に伴って、固定ネジも延長されアウターバレルにセットされています これ凄く賢いやり方です
・・・・・でもって仙人ならぬ凡人歴の長い私めにはこの哲学的な銃は敷居が高いので、氏には申し訳ないのですが俗人向けに弄っちゃうことにしました。ブローバックギミック以外は基本的にデフォルトのままで組まれているようで、ばらしやメンテナンスは先人、大先輩の優れた記事を参考にさせて貰いました。ちょっと違うところ辺りを掻い摘まんで書くことにします。大体がして今頃 AGM STEN Mk.Ⅱをネタにするなんてのがズレてますが、其処は2017年のSTEN Mk.Ⅱな記事と言うことでお笑いください。呵々。
<続く>


【左】精密射撃にはおよそ似合わないトップが台形のフロントサイト 【右】固定式ピ-プサイト 当時の運用方法では狙うと言うよりばらまきですからね


【左】STEN Mk.Ⅱと言えばコレ!手に優しくない溶接した鉄板グリップ 【右】9mm 弾だから良いようなもののこれまた肩に優しくないパットプレート


マガジンハウジングの45度回転のギミックも実銃同様再現されています オープンボルトのホンマもんではコレで排夾部への泥や異物の混入を防いでいました

AEGは殆どのパ-ツが金属製 剛性も充分なモデルですが実銃も砂漠地帯など悪条件下でも優秀な性能を発揮したとか
映画に於いても大戦中のイギリス軍兵士と言えば必ずと言っていいほど登場する短機関銃で、手にしただけで心躍ります。んが!実射性能はというと・・・・・Boysにも劣らない65m/sの弾速、モスカートを思わせるスプレー弾道を見てもう呆然、愕然、そして悄然。流石!大ドラ氏の持ち物であっただけのものであります。目で追えるほどの弾速と狙わずして当たり、狙って外すサマは最早、私の理解を超越したところにありました。日々大勢のゲーマーを相手に穏やかで声を荒げることを見たことがないバトランの運営を垣間見てきた私としては氏のキャラクターをこれほど反映した銃もないと断言できますな。凄いスキルを持っているのに、ニッカボッカにハンチングスタイルで独逸SS相手にやられパルチザンを泰然と演じていたに違いありません。

すてんゆずれ!と耳打ちする私と暖簾に腕押し顔の大ドラ氏之図
バトランで軽快にボルトが動くこのSTEN を見せられて(実は弾筋は見てなかったンですが)からと言うもの、絶対にヤだ!という氏に三顧の礼、お百度参り、バトランに訪うては「すてん、ステン、STEN」と耳打ちし、巌の如き固い意志が苔生すまで粘って、の2年半余り。やっと譲って貰ったのですから喜びもひとしおです。次は ” お礼参り " しなきゃね(^^)
初見はかなりヤレているものの電動ブローバックギミックが施されていて元々は、どなたかの手による物だと思います。ボルト稼働ギミックの為に綺麗な加工がされていて同時にメンテナンス性も良いので、作り手はかなりの手練れではないかと想像を逞しくしております。殊にロングスプリングを疑似ブロ-バックギミックに利用することは稼働に余裕を持たせると同時にテイクダウン性にも優れます。またスプリングを這わせるための溝加工の正確さは見事なものです。


ブロ-バックギミックの加工痕 【左】バレルジャケットで隠れていますが 【右】スプリングの可動域を伸ばすために溝が綺麗に掘られています
スプリング延長に伴って、固定ネジも延長されアウターバレルにセットされています これ凄く賢いやり方です
・・・・・でもって仙人ならぬ凡人歴の長い私めにはこの哲学的な銃は敷居が高いので、氏には申し訳ないのですが俗人向けに弄っちゃうことにしました。ブローバックギミック以外は基本的にデフォルトのままで組まれているようで、ばらしやメンテナンスは先人、大先輩の優れた記事を参考にさせて貰いました。ちょっと違うところ辺りを掻い摘まんで書くことにします。大体がして今頃 AGM STEN Mk.Ⅱをネタにするなんてのがズレてますが、其処は2017年のSTEN Mk.Ⅱな記事と言うことでお笑いください。呵々。
<続く>
Posted by Kafu' at 17:19│Comments(0)
│STEN Mk.Ⅱ
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