2015年02月09日

Old School British Force Load Out   P58 Equipment

Sterling をいじりだしてからと言うものあり合わせ装備には些か忸怩たるものがありました。取り敢えずパッチの考証から手許にあるDPMパラスモックを破綻の無いようにPatch の縫いつけしてみたりしておりましたが、先日のゲームでSterling がますます実戦(ゲームですけど)で見るべき戦果をあげるので、思い立ってP58 装備をひと揃え海の向こうから取り寄せしました。いまだに海外ではPLCE や現代装備に較べたら一式がアホみたいに安い値段(稲造さん1人で英世さんが数名還ってきます)で取引されています。ネックなのは送料ですかね?かねてから揃えかけては散りぢりにしてしまっていたので良いきっかけではありました。
・・・・・・・しかし!オーダーしたブツはというと全てがバラバラでしてね(当たり前か) 現代のPLCE と違いP58 装備の組み付けにはパズル的な要素があってバラバラになった状態で送られてきたものを組み上げるにはそれなりの知識が必要となります。



Old School British Force Load Out   P58 Equipment
金額だけのことはありかな~という風情というか佇まいのP58 の各構成部



Old School British Force Load Out   P58 EquipmentOld School British Force Load Out   P58 Equipment
shipping cost が掛かるのを売り主が気遣って Surface mail にしてくれたのは良いのですが到着まで約2/3ヶ月掛かりました

Old School British Force Load Out   P58 EquipmentOld School British Force Load Out   P58 Equipment
レスピレータ用ハバーザック もう白茶けて斑点が浮きあがってしまっています           仮組みの様な感じで送られてきました 結局やり換えるのであんまり嬉しくない



Old School British Force Load Out   P58 Equipment
何とかここまで仕上げました ぐちゃぐちゃだったポウチ類をPP シートを” 切った貼った ” して箱様のものを作り、型を整えています 



これから暫く諸先輩方のP58装備の記事はそっちのけでちょいと私のアプローチをしたためていこうかな、と思います。イメージは1980年代辺りですかね。尤も得物はSterling だけになっちゃいますが...... 


MoD 発行の WEB EQUIPMENT PATTERN 1958 より
Old School British Force Load Out   P58 Equipment
This image is made from one of artcle of the Karkee Web uk.

現代の折りたたみ式エントレンチングツールなんて生やさしいモンじゃないですね ショベルです! しかも Fighting Order でも必携とは.... キドニーポウチも心持ちせり上がるんですな



C.E.M.O ( Combat Equipment Marching Order ) と C.E.F.O ( Combat Equipment Fighting Order )

直訳すれば行軍スタイル( C.E.M.O )と戦闘スタイル( C.E.F.O ) とでも言うのでしょうか。流石に英軍だけあって行軍スタイルではベレー着用なんですね~。対して戦闘スタイルではヘルメットを被り背中のバックパックを取り外して身軽にするというわけです。このバックパックはハーネスにはフックでウェビングにはクリップで取り付けられているので簡単に取り外しが可能です。このアイディアは今の装備にも通じるものがあると思います。それにしても塹壕用でしょうがショベルの扱いが最重要みたいな印象を受けます。歩兵は先ず塹壕という基本を前面に押し出しています。尤もこのショベルの替わりにピッケルというかツルハシを携行する場面もあったようでその際には柄の部分は変わりませんがツルハシの金属部分はケープキャリアに巻いて移動したようです。図ではPICK と表現されています。柄を固定するバンドはバックパックとヨークにも設けられており、軽装備になっても機能を損なわないような工夫がされています。因みにSterling にL1A1 のマガジンポウチ(P44装備まではこれを単にポウチ或いはユーティリティポウチと称しているようです)は考証の誤りではないかと思う諸兄も多いと思いますが友人が本国に訊いてくれたところに依ると専用マガジンポウチはあったものの実際には兼用で使っていたという事実が判明。晴れて気にせずに使ってええんやぁ~ってことになりました。合計6本あるマガジンなんかお茶の子さいさいで入るマガジンポウチですもん。無双の携行量になります。ぐははは、エライぞP58!



Old School British Force Load Out   P58 Equipment
関西の英軍装備で高名なSS-9 さんのブログから写真を拝借 ショベルのあしらいの基本など勉強になる画像です









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この記事へのコメント
DPM復活ですね!
Posted by IXABA at 2015年02月12日 17:43
店主殿:店主殿は元からDPMで参戦でしたね。今回は少しDPMと以前の装備を掘り返してみようと思った次第。

私が始めた頃はまだ80年代装備や被服もあったのですが、当時の心境は”新しい被服と装備が欲しい”といった程度だったと思います。やみくもにDPMという名を追いかけていたと言って良いでしょう。

本来ゲーマーですから68パターンだとか44装備なんて構いもしませんでした。ARKTISのチェストリグだってずっとパチモンだと思っていたんですから。
Posted by Kafu'Kafu' at 2015年02月12日 19:15
ゲーマーの歴史ですね。
僕は学校でアイススケート行くのに目立つ格好したくてミリタリー系の古着屋で上から下までガッツリウッドランドそろえて行きました。それが僕の迷彩の始まりですわ!(笑)

それからなんか変わったの着てる国があるなぁ~が英国でした。
Posted by IXABA at 2015年02月13日 16:59
店主殿:ウッドランドはサバゲーマーの入り口かもしれませんね。かく申す私もその口です。買い揃えた中で出来の悪いジャングルブーツには閉口したものです。

私は仲間に入れてくれた連中がコテコテの英軍装備だったので自然、DPMに。ベレーも一家言持った人からの薀蓄からのものでした。
Posted by Kafu'Kafu' at 2015年02月13日 19:35
すごい、遅いレスで失礼します。

P58は、なにせ重い、しんどいばかりです。。
この時代のこの装備と言えば、キリがないのですが。。

1986年の海兵隊の訓練をみてますと。。。
服は、P68、装備はP58 しかし、使っている銃はL86A1
という、すごい組み合わせ。

もちろん、スターリングも同じ装備でした。
P58装備のスターリングのマガジンポーチもあるようです
http://www.machinegunboards.com/forums/index.php?showtopic=9597

オーストラリアかもですが???
オーストラリアのはもう少し色が薄い緑だったような気がします。。

いずれにしろ、入手は困難ですねぇ
Posted by SS-9 at 2015年02月15日 16:54
SS9様:写真の転載許可ありがとうございます!私はP58フル装備のゲームは無理ですわ。せめてラージパックとポンチ。ロールは外さないと。

Mk.V Helmet と Ammo Boots が手元に来ました、OSPREY フル装備も背が縮むほどおもいですが、重さの質が違う感じがしますね。
Posted by Kafu'Kafu' at 2015年02月16日 12:50
こんばんは^^

遅くなりましたが、P58装備購入おめでとうございます!

私はゲームは未経験なのですが、

機会が在ればKafu'様のお仲間と、私の所属する仲間と

是非、ご一緒させていただきたいと思う今日この頃です。

まだ右手の骨はくっついてませんが^^;
Posted by 鐵千代 at 2015年02月17日 17:50
鐵千代様:未だ腕が治りきりませんか~。お大事になさって下さい。

一緒になれる機会を是非作りましょう!尤も私はSASではなくて唯の雑兵ですが(^^;
Posted by Kafu'Kafu' at 2015年02月18日 01:47
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