2012年01月16日

英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け

空挺流のIRビーコンの取り付け方
英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
以前、イギリス軍のヘルメットMk.Ⅶを採り上げて記述をしましたが、そのヘルメットを飾るものは、大まかに言えばヘルメットカバーで、偽装テープを
縫いつけてあるタイプの場合、これにエッジガード。プレーンカバーの場合、偽装ネットが追加という2パターンが基本的なセットパターンです。即ち

Aパターン → ヘルメット・偽装バンド付ヘルメットカバー・エッジガード(無い場合もある)

Bパターン → ヘルメット・偽装バンドなしヘルメットカバー・偽装ネット・(偽装)・エッジガード


これに、キャッツアイバンドやIRパッチ・NVGマウント等を必要に応じて付けているように思います。特に夜間戦闘時に必要になるNVGマウントに
セットで付けられるものの裡、このIRビーコン'mockingbird' は英軍らしさを強調するアイテムです。ヘルメットからピョコッと飛び出している様は
如何にも英軍っぽさを演出するモノとも言えます。モッキンバードと聞くとJAZZ好きな私はすぐにRamsey Lewis の”Tequila Mockingbird”
という名アルバムを思い出すんですがギターファンならエレキギターの名器の名前を浮かべるかも知れませんね。こう書くだけで歳が判りますな。

英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
Ramsey Lewis ”Tequila Mockingbird”
本題とは全く関係ありませんが、良いアルバム。



英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
そもそもこのIRビーコンは商品名では「Strobo IR Beacon "MOCKINGBIRD"」とあるとおり邦名マネシツグミ、なんでも他の鳥のさえずりを
真似する習性のある鳥だそうで、このビーコンはその名の通り発光パターンを覚え込んで動作させることが出来、夜間戦闘での敵味方の識別
に使用されるモノです。取り付けは上掲の写真のように主にNVGマウントストラップに通してヘルメットの上部に付けるのが主流なんです・・・・・


が、相変わらず自己流を押し通す空挺連中を中心にヘルメット後部に取り付ける流儀があって、
以前から 「どないなってんにゃろ・・・・・????」 と思うておりました。後頭部からの決定的な写真がなくて苦労します。



英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
上の2枚はどうもキャッツアイバンドを利用して後頭部に付けています。右端はもう力業ですかね?ベースを変形させてマウント金具のストラップホールに突っ込んでいます。

英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
こんなんもあります。同じシリーズでクリップタイプのものだと思われます。




でも私の求めているのは冒頭の写真のような取り付け方。言い換えればもっとヘルメット金具と一体化したものなんです。
そこで同じ取り付けと思われる写真を じぃぃぃっと 見つめていると......

英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
んん?ビーコンを縦じゃなくて横に取り付け・・・・もしかして・・・・・・face08 いや、多分そうだicon21



思い立ったが吉日、早速自分の考えを実行 v(^^)v 今までのマウントストラップからビーコンを外して・・・・と、
ほんでもって適当な長さのベルクロバンドを引っぱり出して来てサイズ合わせ・・・・・・そして取り付けぇ~


英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け



これや~ッ!
英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
これ!このシルエットですやん!



英軍IRビーコン”MockingBird”の空挺流取り付け
何のことはない、単に後部ヘルメットマウント金具にベルクロバンドで巻き付けただけです。今まで専用の取り付けマウントがあるんじゃないかとか、
別タイプの存在すら考えていたんですが、目から鱗です。誤りかも知れません。しかし貧乏英軍なら間違いないのでは?と確信すら覚えております。
これで何のためらいもなくパラレジ、中でも大好きな
3PARAごっこができますですです、はい!
v(^^)v


冒頭の写真の兵士は、写真を拡大してみるとベルクロではなくパラコードを使ってマウント金具に取り付けているように見えます。何だか話の
オチが狐に摘まれたようで恐縮ですが、自前の手作り的なものみたいです。文中にも書き込んだとおりですが、てっきり専用品やアダプターと
最初に考えたのが、そもそも誤りです。どうにもアメリカの商業的なやり方に毒されすぎていたのかも知れません。なければ、自分でやりくり
するという必然に久しぶりに触れた気がします。ところで、何故後頭部にビーコンを取り付けるのか?常に先陣を切る為?車両関係の兵士に
も見られるところから、視認上の理由だとは理解できるのですが、空挺の連中に非常に多いのはどうしてなんでしょう・・・・・・・・・・・。





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この記事へのコメント
そうだったのかと納得しました。

私も3PARAごっこに参加させてください。

後頭部のIRビーコン、以前から謎でした。
自己流解釈ですが、降下中でも地上から確認し易いからでは?と勝手に推察しておりました。
正解は定かではありませんが.....。
Posted by NARU at 2012年01月17日 10:21
NARU様:そう言えばNARU様も以前、したためられていましたよね?

この取り付け方はズッと私の中で引っ掛かっていまして。つらつら写真を眺めていて、辿り着いたものです。判ればなぁんだと言いたいぐらいアホみたいな事実ですよね。

90度に捻ったら取り付けられるアダプターとか想像をたくましくしていた自分がもっとアホでした(^^;

ゲームにお邪魔できたら是非3PARAごっこを一緒にしたいものです。
Posted by Kafu' at 2012年01月17日 20:23
どもです~

ヘルメットの頂点に付ける場合は360°IRを確認出来るので、周囲に味方がいる場合で、後頭部に付ける場合には、前には味方がいない状況(全面に敵がいる場合・・突撃する時?)なのかと勝手に解釈していたのですが・・・

IRサイリュウムを後頭部に付けている写真もあるので、それと同じ意味ですよね~?
Posted by フォックスロットデルタフォックスロットデルタ at 2012年01月18日 00:21
追伸

そもそも、IRはNVGじゃないと見えませんので、IFFの意味の方が大きいのかもしれません

米軍からの誤射も結構あるらしいので・・
Posted by フォックスロットデルタフォックスロットデルタ at 2012年01月18日 00:23
FD様:こんばんは~。

そうなんですよ。僕なんか降下中に上から確認しやすいだとか、考えていたりしたんですが、実はNVGしていないと意味がないと同じく思い至りました(激笑)NVG付けて降下するなんて先ずあり得ないですから。

とは言え部隊内でも流動的に変わる兵士の位置でいちいち自分のビーコンの付け場所を変える訳でもあるまいし、戦闘時に俺は最前線だとか後方にいるとかわからんでしょうしね。

但し、陣形を組んで進行、移動する時など先鋒、次鋒ぐらいは真後ろに付けるとか言う決め事があるのかも知れません。そうであれば先鋒があそこまで行ってる・・・等と判りますから。またこれによって味方撃ちを防ぐことは出来るでしょう。真後ろに付けている奴の手前は味方ですから。
Posted by Kafu' at 2012年01月18日 01:13
Surprisingly well-written and informative for a free oinlne article.
Posted by Malem at 2012年03月31日 07:51
Thank you for visiting my blog.
Posted by Kafu' at 2012年03月31日 11:05
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