2017年12月02日

KTW Lee Enfield Rifle No.4 Mk.1 の手直し補記

前回のフロントサイトの修正について「滅茶苦茶解りにくい」と言う苦言を頂戴したので悄々ともう少し詳細な記事を認めます。但し、飽くまで私の個体が前提、と言うこととイラストで描くので極端な表現もあると言うことで決してKTW の製品を貶めるつもりはないことだけは申し添えます。KTW はホップ調整もキチンとした上で出荷するという良心の塊みたいなメイカ-でして、業界の中では希有な存在であります。マ◎イだって××だって、M4 を例に取るまでもなくフロントサイトなぞキチンとセッティングされたものなど先ず無いです。だから謂わば今回の修正だって寧ろ我々ユ-ザ-側の調整の範囲に入るべきものであると私はかねがね思っています。さて、箱出しで着弾が左に寄るということでサイト調整をフロントで行いました(リアサイトはエレベ-ションウィンテ-ジのみの調整)。その結果は以下の通りでした。判りやすく少し極端に描いていますが、銃身の長い銃では非常に見分けのつきにくい微妙な傾きでした。※エレベ-ションと書いているつもりでウィンテ-ジと入力して、しかも気がつかないでいるとは、段々ボケが激しくなってきましたな

1.どんな状態だったか?

  
【左】リ-フサイトを寄せることで修正 理由はフロントサイトの僅かな傾き            【右】見た目が悪いので理想のフロントサイト正立を目指します



2.イラストでご説明(前回の写真を織り交ぜています)



フロントサイトガ-ドはサイトブロックにネジ留めされていますので、外します



【左】サイトブロックはピンで固定されています                     【右】ピンをポンチなどで打ち抜いて外します



アウタ-バレルからネジ留めされているトラスネジを外します     そして・・・・・・



【左】フロントアウタ-バレルを180°回転させてセッティング ホ-ロ-ネジで固定             【右】フロンサイトブロック横の穴を利用してM3 のタップを立ててホ-ロ-ネジで固定



元に戻せば完成です   フロントアウタ-バレルはホ-ロ-ネジで固定しているだけなので、少し緩めて傾きの微調整ができます


何故、180°の回転をさせたかというと①オリジナルセッティングにすぐ戻せる ②フロントアウタ-バレルと真鍮のアウタ-バレルとはM3の貫通ねじ切りがしてあってタップの切り直しが出来ない ③フロントアウタ-バレルの傾きをホ-ロ-ネジで固定するので傾きの微調整が出来る と言う理由です。更に何故タップを新たに切らないかというと、精度に自信がもてないという技術的な問題でして、自信のある方なら問題なく出来るものと思います。但し、今後のメンテナンスによる調整を考えると今のままでもイイかなとも思います。また、サイトブロックにある穴ですが、これは前回の発売の際にはM3のタップが切ってあってホ-ロ-ネジで固定していた名残です。ピン式の固定は相当の工業力がないと正確な位置に止まりません。まして一度貫通させたピンの通り道を修正するなぞ私には到底出来ません。従って今回はオリジナルのピンによる固定を排して前回発売時の方式を再利用したと言うことになります。強度的な不安は少々残りますが、大きな欠陥ではないと思っています。

3.P44Webbing Belt と Enfield Rifle のちょっとした絡み合い


  
俄には使い道が解らない右腰にあるショ-トストラップ


P44 ウェビングベルトは従来のP37 のそれと違ってベルト面の下側にアメリカンなハンガ-ホック(ハトメ)があしらわれていて、この穴にキャンティ-ンポウチやホルスタ-などの装備の金具を引っ掛けて吊り下げる方式です。個人的には簡便で使い易いと思うのですが、P58 に移行した後は、このハンガ-ホックは消えて無くなります。ところでそれ以外の特徴として右腰に位置するところに小さめの輪っかを作るショ-トストラップが付いています。これが一体何に使うのか当初は解りませんでしたが、ものの本を読んで納得



行軍の際に腕の負担を軽減するために銃把を固定するストラップでした 

その実、どれほどの役に立ったものか定かではありませんが、覚えずEnfield Rifle はこんなところで、P44 装備へ影響を与えていた訳です。そりゃ1895年に正式銃として採用されて以来、延々と第二次世界大戦後まで使われていたのですから、英軍にとっては先ずはEnfield ありきって言ったとこだったのでしょうね。このショ-トストラップの存在の意義も妙に納得した次第。この後、L1A1 が採用された訳でこのショ-トストラップがどれほど使われていたかは解りません。取っ払ったという記事もありますから、末期には殆ど盲腸みたいな扱いをされていたのではないかと邪推しております。




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