2017年11月04日

P44 装備らしきもの3


P44 Habour Sack 2nd issue & 1960年代まで使われたLee-Enfield Rifle
皆さんには最早耳たこでありますが、英軍装備と言えば背負い物と言うほど日本語風に言えば背嚢がついて回ります。P44装備では大別してハバ-ザックとリュックサックとがあり、乱暴な区別ですがハバ-ザックは今で言うデイパック、リュックサックはベルゲンと言って差し支えないと思います。写真の2nd issue ハバ-ザックは1st. に較べ積載容量が増え、上に伸びたような形をしております。差し詰めパトロ-ルパックと言ったところでしょうかね?( 少しややこしいのですが、P58 装備以降ハバ-ザックというとレスピレ-タ用ケ-スを指すことが多いです ) 1st.2nd 何れもザックの中は防水の内張がされていて、雨や汗の侵入を防ぐような仕様になっています。

 ところで何故か時代的には古い朝鮮戦争の方に2nd issue が使われたという表記が多く不思議です。このモデルが採用された時期とは違いますが、私のザック内側には1966年とスタンプがあって、紛れもなくボルネオ戦の最中。ボルネオ(マラヤもそうですが)はジャングル戦メインですからあとから出たものより小型の1st issue が重用されたのかも知れません。私はそんなことは気にしないで2nd issue もボルネオでも使われていたと信じることにします。何故、其処までボルネオに拘るかというと、マラヤ戦は(SAS は別ですが)リ-・エンフィ-ルドやその短尺モデルであるジャングル・カ-ビン(Rifle No.5 Mk 1)メインで、L1A1 は少し影が薄いといったところが主な理由・・・・・・・なんだけど KTW が再販をはじめたので・・・さっさと前言撤回。清水の舞台から飛び降りて骨折する覚悟で手に入れる暴挙に・・・・・( 嗚呼!またこの泥沼 )   ま、兎も角、折角ハバーザックを手に入れたので少々ご託を並べます。



2nd issue Haboursack の各部

 
【左】サイドポケットは1st ver.のQuick Release fasteners からtwist fasteners に変更        【右】英軍の特徴であるショルダ-ストラップの取り付け


 
【左】P37 から受け継がれたL字型ストラップとフック  YOKE とジョイントします        【右】フラップ内側にはNSN と 1966年 M.E. Co.社製であることを示すスタンプ



P44 Habour Sack の 2nd issue  1st issue に較べ容量が増え比例して大型化したフラップを持ちます



1st issue みたいにコンパクトにしてみる(勝手な、だけど当時の兵士がやっていそうなやり方?)

英軍の暗黒面に踏み込んだ人にしか判らないことなのですが、2nd issue が1st issue に較べて人気がないのは、思うにうすらでかい所なんでしょうねぇ~。e-Bay でも珍重されるのは小型な1st の方です。どんだけ違うかというと下掲の写真をご覧じアレ。どうです?でかいでしょ?そこで2nd issue のハバ-ザックを使っていて、荷物少なめなときはどうするの?と、海外の、殊に昔装備の大好きなフォ-ラムの連中に自分自身の考えと共に聞いてみたんですが、「いいねマーク」だけが返ってくるのみ。どうにも釈然としませんわ。きっと余り気にしていないのでしょう。私は使い方を知らないでは居られない質なので、未だにモヤモヤが残っています。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら是非ご教授ください。因みに私の思いついた" 小型化 " とは.....



左が1st issue (友人が香港で買ってきてくれたレプリカ)です 


 
【左】フラップの内側には使途不明のル-プがあります   ここに・・・・フラップを             【右】くぐらせて内部のバックルで留めたあとル-プを起点にフラップを折り返します


 
【左】フロントのクイックリリ-スバックルでキチンと留まるまでたくし込みます              【右】横から見るとフラップのたくし込みがよくわかると思います



これが私流の2nd issue ハバ-ザックのコンパクト化です  荷物が増えればすぐに対応できますし何らの違和感もありません  当時の兵士もやっていたと思いこんでおります

あとで判ったことですが、このル-プはどうやらキャリングハンドルに相当する物らしいです  でもなぁ、やっぱり自分の考え方もアリだと信じたいです





P37 装備との違い・・・・のサワリ

 
【左】P37 と P44 のベ-シックポウチ  織り糸の太さの違いが判ります                       【右】P37 の方がかなり固い作りで形状を維持しよう !? とした作り


さてP44 装備とは大戦中P37 装備の主立った特徴を引き継いでいますが、P37 がベ-シックポウチやハバ-ザック(背嚢)などボックス形状を素材の堅さや厚みで維持しようとするに対して、よく言えば中身に追随する様に同じコットンキャンバス地ながら幾分柔らかくなっています。この特徴はこの後のP58 装備がその風合いを引き継いで行きます。おもしろいのはP58 から有名なPLCE 装備へと移行するのですが、PLCE でつとに優秀とされるヨ-ク(米軍装備で言うとサスペンダ-)の考え方、即ち前方を2点、背面を4点で留めるシステムのアイディアは実はP44 時代から現れています。


 
【左】P44 装備の典型例  ヨ-クを6点留めします               【右】ご存じPLCE 装備  見にくいですがこれも6点留め








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この記事へのコメント
どもです~

44装備だけは私も手を出せてません・・

37→44→58という流れは・・表面上というか・・37装備も50年代のインド製もあったり,37を緑に染めたヤツとか,元々緑が強いヤツとか・・カナダ・本国・イスラエル?等々・・不思議な装備を沢山みたことあります。

そういう点では44が一番変なのが少ない気がします。(多分英連邦系の国であまりコピーされてない?)
58はイラク製なんてのもありますからね~(ww
Posted by フォックスロットデルタフォックスロットデルタ at 2017年11月08日 19:33
FDさん:こんばんは。私もねぇ~P44 まで手を伸ばすとは思っても見ませんでした。

まだ出来上がっていないL1A1 の30連マガジンの強制コラボは別にしても、冬場メインの68パターンDPM とP58 装備ではなく、なんとか夏場にこの” 愚か者の杖 " をなんとか使えないものか?ってことでP44 にまで行ってしまったというのが正直なところです。

勢い余ってRifle No.4 Mk.1 に手を出したのは歯止めが利かなくなった証拠ですが(^^; FDさんはあの伝説の実物ストックの博物館行きタイプをお持ちだとか・・・・・羨ましすぎです。

今回のP44 装備は相当部分において友人K氏の受け売りとバックアップがあって此処までたどり着いた感じですね。

>37を緑に染めたヤツ

というのは恐らくBLANCO の事かと思います。次回はそこんとこも触れてみようかなと等と思っておりますよ~。
Posted by Kafu'Kafu' at 2017年11月08日 21:59
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