2015年11月03日
DCC DAYSACK
DCC DAYSACK

英軍と言えば背負いもの・・・その最新タイプのひとつであるのがこの DCC DAYSACK
英軍と言えば背負いもの・・・その最新タイプのひとつであるのがこの DCC DAYSACK
アフガン戦で現在の英軍の装備改変が一通り為されたと行ってもよいと思いますが、これらも今後の装備・戦闘のあり方へのひとつのアプローチであったと見ることが出来ます。軍隊もかつての国対国といった大規模な「戦争」と言うより局地的、限定的な「戦闘」が主になり、戦闘に従事する兵士に於いても、市街戦、CQB に代表される近接戦闘に重きを置いた訓練を施されています。聯隊単位から中隊、小隊へと単位もさらに小型化したものがクローズアップされその為、個人技量の向上は勿論のこと、従来の分業から兼業!?という用兵方法となっています。当然のごとく運用される兵器や装備もそれに倣うという流れで、ここにご紹介するDCC DAYSACK もその一つです。英軍の特徴的な装備と言えば~の中に「背負いもの」が挙げられます。通称ベルゲンと一括りにされますが45リットルパトロールパック、ECM ベルゲン等はともにOSPREY Body Armour と対で使用される事を前提とされていた節があります。ところが先祖返りとも言うべきヒップベルト&ヨークの登場そしてMTP PLCE ベルトキットの支給が始まってからというもの、肩から尾てい骨辺りまでを覆う45リッターの縦長タイプは敬遠されて、デイパックとも言えそうなものを背負うことが多くなってきました。このDCC40リッターDAYSACK もそうした機運の中で登場したものと言えます。DCCってなんぞや?と思われる方も多いので、蘊蓄垂れておくとDisconected Closed Combat の略称で下車近接戦闘と訳されるものと思います。どうもしっくり来ない訳ですが、足で歩いて行動するのが謂わば歩兵たる所以ですから余りたいそうな意味はないのでないかいな~等と思っていましたら、先述の通りこれからの個人装備の一つとしてMoD では大まじめなものです。既に始まっているFIST (Future Infantry Soldier Technology )計画でもこのDCC 計画は根幹を成し装備類の改良を含め歩兵による戦闘のあり方を2020年に掛けて研究、実現化していくようです。

今まで45L パトロールパックに比べ四角いデザイン、写真だけを見ると小さく感じますが実物は意外と大きく造りもかなりしっかりしています
従って、この背負いものも、従来タイプ、即ち登山用具の一つであったアタックザックに後付けでファステックスやMolle Tape を縫い込んだというものではなく、最初から携行品を想定し新たに造り上げたと言うべきもので、ハイドレーションの内蔵、無線機の携行を前提とし、弾薬の携行、個人用アクセサリー品の収納、Molle を利用した収納量の拡張と応急でも携行量を増やすことが可能になっています。


今まで45L パトロールパックに比べ四角いデザイン、写真だけを見ると小さく感じますが実物は意外と大きく造りもかなりしっかりしています

内部展開状態・・・・・・今までの何でも突っ込みダッフルバッグ的なものからかなりはっきりとしたセクション分けが行われています

外側各部の説明です ※インストラクションにはフロント下側のポケットには” 弾薬を入れる ” とあります
ロードキャリングメッシュパネルは収納式で必要に応じて引き出しバシャや毛布或いは濡れたもの等を携行するのに便利です

従来の45L パトロールパックとの比較写真 DCC SACK が寸詰まりで横に広がっているのがよくわかります
近頃のPLCE ベルトキット同様 MTP 装備の特徴である濃いめの色合いもアフガン戦当時からの違いですが
一番の違いは全高が抑えられている為、ベルトキット背面のポウチと干渉せず併用できる様になった事では?

今まで45L パトロールパックに比べ四角いデザイン、写真だけを見ると小さく感じますが実物は意外と大きく造りもかなりしっかりしています
従って、この背負いものも、従来タイプ、即ち登山用具の一つであったアタックザックに後付けでファステックスやMolle Tape を縫い込んだというものではなく、最初から携行品を想定し新たに造り上げたと言うべきもので、ハイドレーションの内蔵、無線機の携行を前提とし、弾薬の携行、個人用アクセサリー品の収納、Molle を利用した収納量の拡張と応急でも携行量を増やすことが可能になっています。

今まで45L パトロールパックに比べ四角いデザイン、写真だけを見ると小さく感じますが実物は意外と大きく造りもかなりしっかりしています
内部展開状態・・・・・・今までの何でも突っ込みダッフルバッグ的なものからかなりはっきりとしたセクション分けが行われています

外側各部の説明です ※インストラクションにはフロント下側のポケットには” 弾薬を入れる ” とあります
ロードキャリングメッシュパネルは収納式で必要に応じて引き出しバシャや毛布或いは濡れたもの等を携行するのに便利です
従来の45L パトロールパックとの比較写真 DCC SACK が寸詰まりで横に広がっているのがよくわかります
近頃のPLCE ベルトキット同様 MTP 装備の特徴である濃いめの色合いもアフガン戦当時からの違いですが
一番の違いは全高が抑えられている為、ベルトキット背面のポウチと干渉せず併用できる様になった事では?
Posted by Kafu' at 01:12│Comments(2)
│SACK 系
この記事へのコメント
どもです~
こうしてみると、よくある感じのデザインですが・・横幅が広いですよね?そこら辺が英軍魂でしょうか?(w
MOLLテープのMTPを使用してやる気十分なデザインですね~
WW2当時のP37のパックも仕切りがあって、メスキットと水筒と・・みたいな感じで仕切りが・・それに戻った感じですね~(w
例のブツがちらりと・・(ww
こうしてみると、よくある感じのデザインですが・・横幅が広いですよね?そこら辺が英軍魂でしょうか?(w
MOLLテープのMTPを使用してやる気十分なデザインですね~
WW2当時のP37のパックも仕切りがあって、メスキットと水筒と・・みたいな感じで仕切りが・・それに戻った感じですね~(w
例のブツがちらりと・・(ww
Posted by フォックスロットデルタ at 2015年11月06日 01:12
こちらこそいつもお世話になっております。背負ものフェチとしてはこりゃ、イットかな〜というノリでした。
写真だけでは本当に大きさがピンときませんので45Lと並べて見ました。良くあると言うより四角い変哲もないデザインです。
P37にもあったんですねぇ。今回のエポックは矢張りハナから無線機を携行するためにエレベーション機能をもたせた仕切りが設けられたところでしょうか?
例の物???? シィーっ!次のネタなンスから(^_^;)
写真だけでは本当に大きさがピンときませんので45Lと並べて見ました。良くあると言うより四角い変哲もないデザインです。
P37にもあったんですねぇ。今回のエポックは矢張りハナから無線機を携行するためにエレベーション機能をもたせた仕切りが設けられたところでしょうか?
例の物???? シィーっ!次のネタなンスから(^_^;)
Posted by Kafu'
at 2015年11月06日 01:33

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