2018年02月01日

VIRTUS Soldier System のこと (REVISION Batlskin Cobra helmet )


SAWFLY,BULLET ANT とアイウェアを手がけたREVISION がイギリス全軍のヘルメットを受け持ちました その名は " Batlskin Cobra Helmet " とも " The Virtus Helmet " とも



Mk.Ⅲ~Ⅴ                                       Mk.Ⅵ                                     Mk.Ⅶ   


Mk.3~Mk.5 までライナ-を変えただけで41年間、Mk.6 が24年間、と最低でも約四半世紀は同型のものを使っていたのに2009年にMk.7 ヘルメットが登場して僅か6年後にMk.8 !? とも言うべきこのBatlskin Cobra Helmet に改変ですから、流石に私も辟易しかけましたね。しかもシルエットは今流行のアメリカンテイスト満載だし、何処かしら垢抜けないもっさり感と持ち物を大事に長く使う英軍の特質は何処へ行ったんだ!と、英軍マニアからは怨嗟の声が上がるのはよおぉぉぅく判ります。 しかし、英軍内では至って好意的に受け容れられているみたいです。曰く.......

                           ①NVG を取り付けるマウントが最初っから付いており、バランスを取るためのカウンタ-ウェイトが後頭部に取り付けられるようになっている。
                           ②チャリンコヘルメットやクライミング用ヘルメットと同じように簡単に装着できる。
                           ③伏射時でも、ボディア-マ-やデイサックと干渉しない。
                           ④Mk.7 よりサイドプロテクト性があがった上に350g 軽くなった。
                           ⑤外に頭部を出すジャッカルなどの装甲車輌搭乗員もヘルメットにバイザ-などをプラスできて顔面保護がより向上する。


言われて見りゃそうだよね~。Mk.6 から Mk.7 に替った際にも③の項目なんか同様の問題点でしたし。①についてはMk.7 に代替わりしてもマウントは改善されておらずわざわざ外付けしていました。それがもっさり英軍のアイデンティティでしたが、現場はめんどくさかったに違いありませんよね。当時は既に米軍は固定モデルがありましたし、特殊部隊のヘルメットはとっくに標準装備でしたものね。更に私も2011年6月24日の記事にはカウンタ-ウェイトに言及していますが、このヘルメットシステムで漸く実現しました。こうしてあげつらっていくと、守旧に拘ってはいられないことがよく判ります。それ程、現代装備の発展は早いとも言えます。






【左】Left Side View  遂に!チンストラップ固定にファステックスが採用されました!    【右】Front View NVG やバイザ-を使用しない場合はマウントを保護するためカバ-で覆います



【左】Back Side View うなじに近いベルクロ部分にカウンタ-ウェイトを取り付けます     【右】Right Side View Mk.7 より更に側頭部のプロテクトが強化されています


Mk.7 と最も大きな変更点は内部の頭部へのアジャスト機能の強化(と言うか全く別物)に尽きます。Mk.7 はMk.6A(後期型)と基本内部構成は全く変わっておらず、フィッティング性を向上させるためにコンフォ-トキットが供されたのですが、対してこのCobra ヘルメットでは辛うじて頭頂部を支えるハンモック型のネットが踏襲されたのみです。それすら4点支持であったものが、9点支持になり、前・後頭部を支えるパッドは小型化した上でベルクロで自在に位置を変えることが出来るようになりました。白眉はヘルメット内部を頭周に沿って走るフィットバンドを締緩できるダイヤル式のフィットバンドアジャスタ-です。これによりヘルメットはよりフィット感を増し、細かな調整機能と軽量化された重量と相まって長時間着用時の負担軽減を実現しています。



Mk.7 から大きく変わったヘルメット内部 9点支持のヘルメットネットもMTP 柄です



【左】これがフィットバンドアジャスタ-ダイヤル 右に回すとバンドが締まっていきます      【右】チンカップ付近のストラップ REVISION ロゴがここにも縫い込まれています

.


【左】ヘルメット前面 マウントカバ-状態 カバ-は簡単に外れます                    【右】同 カバ-無し状態  シュラウドと一体化したマウントは ユニバ-サルマウントです



ライノ/NOROTOS NVG マウントブラケットがそのまま装着可能  両サイドにあるレイルマウントにはト-チやカメラを装着できるようになっています



【左】いかにも英軍御用達のフュ-チャ-である取り出し式のヘルメットつり下げ用Dリング                  【右】ヘルメット両サイドのベルクロテ-プはフラッグパッチ用のものの様です


チンストラップ固定には遂にファステックスが採用されました。たまに顎の皮を挟んで痛いのが玉に瑕ですが今までのホック式より数段装着性に優れます。ヘルメットの両サイドにあるベルクロテ-プはミリフォトを見るとフラッグパッチを貼るようで、手元にあるものを貼ってみました。寸法は90×45 です。日本では作りに定評のある明日香縫製のユニオンジャックパッチがとても良い感じです。



ヘルメット内側にあるNSN タグ  私のサイズは例によってM(54~59cm)です  STV とは違いこれは2017年製



さて、ここからはFD 様!深掘りを頼みますよ~!!!・・・・とカウンタ-強制コラボ発動です!





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DDPM
DDPM(2016-05-23 00:50)

この記事へのコメント
イギリス軍の最新装備が着々と充実していきますね。
やっとの思いで購入したMK7ヘルメットとオスプレイなのですがこれでまた散財確定ですね(^_^;)

L85A3のキットの件で新しい提案をさせていただきました。

もし、メールが届いていなければご連絡ください。m(_ _)m
Posted by 裸の男爵裸の男爵 at 2018年02月01日 16:18
男爵さん:いやいや、この所仕事漬けで記事が書けなくて・・・・・。ELCAN SPECTER OS4X 用 RDS に続いてLLM Mk.3 の製作とは最早、本邦に比肩する者無しの勢いで重畳に存じます。

キットのご提案、楽しみにしております!

実はVIRTUS Soldiers System は謎が多いのです。既に改変の噂もありまして、これからも紆余曲折がありそうですよ。ともあれお力になれることもありますから、またご連絡ください。そうそうdocomoメールに返信してもダメでした。
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年02月01日 23:10
いつも英軍装備の情報を収集の参考にさせていただいております
(といってもベレーの形の整え方で頭を抱える程度のひよっこですが…)
初めてコメントいたします。

本業の方々は命が掛かっていますから
少しでも使いやすく、少しでも丈夫に!と日々装備を開発しているのでしょうから突き詰めていくとどの国も同じ所に辿り着き、似たような物に変わって行くのかもしれませんね…
オスプレイやMK7ヘルメットのもっさりした感じと比べると随分垢抜けたというか、イギリスらしさが薄れてしまった気がしてちょっとザンネンな気もします…(新型装備も凄くかっこいいですけれど!)
ベレーであったり馬鹿デカいベルゲンであったりそういった英軍らしい要素がこれからも残っていって欲しいなぁ・・・

新型のヘルメット、ボディーアーマー共に当然ながら流通量が少なく
ebay等に出回っても入札に勇気がいる価格で出品されている事も…
はたしてこれがボッタクリプライスなのか、それとも相応の価格なのか収集歴が浅い自分には分りません…Kafu'様の記事を眺めて
滾る物欲を抑えながらもう暫く様子見しようかなぁと思っております…
Posted by ほでなす at 2018年02月02日 10:41
ほでなす様:初めまして。ベレーも馬鹿でかいベルゲンも健在ですよ。そのバカでかいベルゲンを背負う為にDynamic Weight Distribution System などと言う腰部と肩に重量を配分する大袈裟なものまで用意されています。

eBay はまだまだ高いですね。それに国外販売しませんオーラがプンプンしています。私もまだまだこれから。OSPREY のポウチなどを流用してのんびりやっていくつもりです。これからもよろしくお願いします。
Posted by Kafu'Kafu' at 2018年02月02日 12:25
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