2017年02月08日

2017年のSTEN Mk.Ⅱ (セミ・フル切り替え編)

AGM STEN Mk.Ⅱ はフルオ-トのみの設定なのですが、実銃はあの鉄パイプと鉄板を切った貼っただけのように見えるにもかかわらず、単発と連発が切り替えられるようになっております。メカボ内部改修とトリガ-スイッチ、FET,SBD迄を入れたまでは良いものの、セミが出来ないことにはこの所のセミ専用有料フィ-ルドでは使えないし、標準の50連マガジンなんてフルオートならあっちゅう間に撃ちきるんで独りよがりにもセミが出来るようにしようと画策。勿論、セミに切り替えるようになさって居る方もいるにゃいるんですが、セミ・フル切り替えセレクタ-を据え付けた記事は見てないので本邦初かと思いこんでいます。


AGM Sten Mk.2 / Using FET Semi/Full-auto switching device with handmaded selector knob.

AEG で此処まで弄るお馬鹿も居ないのですが、プレスでポコッと出ただけのセレクタ-ボタンを造形して意味のあるものにしたかったんですよ



ストックを留める六角ボルトを造形し直し               ズンベラボ-なボルト部分を少し ” らしく ” しました

(2017_02_13  追加photo)




セレクターボタンの意味?そう、AGM STEN では発射機能に全く意味をなさないと思われる諸兄も多いと思うのですが、ライトサイドはお飾りなんですが、写真のレフトサイドビュ-を見ればお分かりの通り、セミ・フルのセレクタ-ボタンを仕込んでいます。機構上、メカボックスを貫通させてセレクタ-ボタンを作れないと言うことや、カットオフレバーを仕込むことの出来るメカボックスでもないので、FET デバイスでセミとフルを両立させることの出来るAkipiro の電磁弁対応FET スイッチを仕込んでおります。トグルスイッチやスライドスイッチでも良いようなものですが、ここは作り手の私の完全なる” 気分 ” というか” 雰囲気重視 " の仕業です。でも人間工学的にあるべき所にセレクタ-があるというのは実に都合のいいものでいざ組み上がっての操作は銃を構えてサイトから目を離さずセミからフル、フルからセミと切り替えることの出来るのは、自分では理想だと思うわけです。何故スイッチを右に持っていかなかったか?は私も悩んだのですが配線取り回しの関係と人目に付きやすいライトサイドビュ-は少しリアルっぽく見せたかったと言うわけです。更にいうと実はこのなんちゃってセレクターボタンもメカボの異音解消に役立つのです。

1.セレクタ-ボタンをでっち上げる


左右のセレクタ-ボタン部分を鉄鋼用ホ-ルソ-で切り抜きます 私の場合は13Φのものをチョイス



【左】こんな風にプッシュスイッチがセットできれば思い通りになるかも、です              【右】ですが円柱をそのまま押し込むにはモータ部分が邪魔になります



【左】パ-ツボックスから見つけたパチコンプのスイッチ部とピストンスペ-サ                 【右】これをモ-タ部分を回避するようにカットします



【左】中にスイッチを埋め込む為スペースのあるものがレフトサイド用です                    【右】当たりを付けてみます ぴったりですやぁ~ん



これで下地の準備はできあがり。レフトサイドの方が径が狭いと言うことも頭に入れてパーツを選びましたがリアル派にウケているELBE WERKE さんとこのものと較べて少しデカいです。まぁ、気分ですし実銃の写真を見ると僕の方が丁度良くも見えるので.....(^^; それより今回は実際のセレクター機能を持たせると言うところに重きを置いていますので断然ヨシとします。


2.プッシュスイッチの組込み

丁度良い大きさのプッシュスイッチを大阪日本橋のパ-ツ屋を経巡って見つけました。今回は2回路4接点のプッシュ式オルタネイトスイッチです。どうも1回路2接点って無いみたい.....。ところがこのスイッチがくせ者でコモン端子が真ん中じゃなくて端にあるという変わり種。無精こいて結線したらまるで動かず頭を捻っていました。最初からテスタ-を使ゃええのに、テスターでチェックと言う基本を無視したのが躓きの元でしたね。ともあれパーツが決まればあとは頭に描いていた計画を実行です。


【左】これが困ったチャンのプッシュスイッチ                         【右】こんな風にセットすれば干渉無しで組み込めるはず



【左】これがセミオ-トのポジションになるよう結線します                   【右】押し込むとフルオートに切り替わり!って算段です



【左】摺り合わせの関係上削りを入れました                          【右】瞬着で固定した後、グル-ガンを使って絶縁と固定



【左】結線をしてロアレシ-バに組み付けます                         【右】着色をした後、配線をつぶさぬようにメカボックスを入れます




3.セレクタ-用のメダリオンの作成


今では笑い話ですが、このメダリオンを作るのに三日もかかりました。今回のセレクタ-スイッチ構想は一日も掛からず出来上がっていたのに、手近にすぐに使えるものが無く、そしていざ作業を始めたら仕事が終わっての僅かな時間を利用してですから覚えず手こずりました。写真が最も少ないのに最も時を浪費した作業でした。手持ちのプアな工具達で円盤状に切り取ったり、平面出しと磨きに加えてプッシュスイッチのノブを受けるための凹みを削ったり、スイッチに滑り込むように嵌るアルミのスカートの作成をするのは全て手作業となったからです。メダリオンをバ-ナ-で焼いて綺麗なブル-スチ-ルの酸化膜を狙ったんですが焼きすぎて、裏側にブル-が出たという失敗もありましたが、何とかモノになりました。



鉄で作りたかったのですが、パーツボックスから出てきたのはパチホロサイトのレバ-シャフト・・・・・・これを加工・・・・・しました



【左】 ⇈ を削って此処までするのに三日ですよ! 馬鹿丸出しです              【右】これをバ-ナ-で焼いてブルーイングします やり過ぎました (^^;



【左】キャップ状にするためにアルミでスカートを作ります                    【右】取付! リュ-タ-で罫書いて歪んだRが味です(T^T)




4.Akipiro 5 FET デバイスの組込

初めは死蔵品のエンジェル製FET スイッチデバイスを使いましたが、元々はセミ・フル仕様モデルへのアドオンパ-ツでしたから、セミ・オ-トのポジションへ切り替えが出来る上に配線がしやすく、セミのタイミングを調整できるAkipiro 5 のマイコン制御FET スイッチデバイスをチョイスしました。FET 本体には小型ロ-タリ-スイッチが付属していて精密ドライバ-で発射タイミングが可変出来ます。前にも書きましたが、STEN は組み込むスペ-スがたっぷりあって、しかもスイッチとモ-タ-が近接しているので接続も楽です。


これだけの構成ですから、愛想も何もないものの実力は折り紙付き webから取説をダウンロ-ドして組みます
太いコ-ドは動力、電源に繋ぎ細い信号コ-ド2系統(セミ・フル)はセレクタ- ⇒ スイッチへと繋ぎます




【左】配線の流れ 判りにくいかな? 新たにSBD を直付けにしました          【右】リア・ビュ- モ-タ-の上に乗っているのはラバ-ブロック(無くても良いです)


     
バッテリ-以外の配線をコネクタ-を介して接続したところ  コネクタ-は無くても良いでしょうがメンテナンス性に優れます      ロータリ-スイッチを回してセミ・オ-トのタイミングを調整します




5.2017年のSTEN Mk.2の完成!!!!

アッパ-レシ-バ-、バレル部を組み込んで完成です。シンプルなSTEN Mk.2 の改修にこれほど時間が掛かるとは思っても居ませんでしたが、家に帰ってからの僅かな時間の作業の結果ですから、満足です。途中、同僚にうつされた風邪ともインフルエンザとも判断の付かない病に冒され、高熱と関節の痛みに苛まれ、それでも出張しなきゃイケないと言う悪条件に幾度か作業も中断しましたが、いざ出来上がると、もう感動ですなぁ。これで譲ってくれたバトランの大ドラ氏にもお礼参りが出来るというものですわ~。それから思わぬ副次的な効果がありました!それはダミ-セレクタ-とスイッチのサンドイッチ効果でメカボックスの前後にしか固定出来ないところにプラスしてモ-タ-ジョイント部分を左右からがっちり固定することによってメカボの” たわみ ” が解消されます。これによりメカボックス単体でシム調整しても組み込んだ後の異音発生が直らない ” 持病 " が見事に矯正されました。



【左】semi-auto position                                            【右】full-auto position



右のダミ-セレクタ-と左のセレクタ-スイッチに挟まれることによりこのモデルの弱点であるギア部とモ-タ-部のジョイント部分が固定され異音が見事に消えます




6.蛇足?番外?

これだけ時間が掛かりゃ、試行錯誤も紆余曲折もあったりしますんで、エンドロ-ルにネタを一つや二つ.......


Ⅰ.Poor man's Nozzle 本来パカ山Φノズル派なのでこんなモノをオリジナルノズルを使って作ってみました  現在これをお試し中 結構イケてます



Ⅱ.KA MP40 用110連マガジンの加工例  左からオリジナル→加工後→純正マガジン


※①マガジンリップ(黄色の縁取り部分)をすり鉢状に広げる  ②赤く着色したストッパーを上から見て段差が無くなるまで斜めに削る



Ⅲ.ホップ調整ネジにスプリング  本体がブローバックするので緩み留めです




前回の記事からこれだけ間が空くと記事には載せないつもりのものも、あれやこれやとやらかしておりました。Ⅰ.ノズルは前面から見ると十字に切ってあるので上下にプラ板でスリットを入れてみました。この考えはパカ山ノズルのアイディアを拝借したもの。但し強度的にも精度的にも怪しいもの。でも好結果が出ているので、近いうちに正規品を買うつもりです。またⅡ.では純正の50連マガジンではゲ-ムで心許ないので購入したKing Arms 社製のMP40 用110連プラマガジンのリップ部分の加工方法です リュ-タ-を使えば綺麗に仕上げられます。気をつけるのはBBを少々ロ-ドして削り粉がマガジンの中に入らないようにすることですね。Ⅲ.ホップ調整ネジですが頭の大きなM3ネジに細身のスプリングを噛まして緩み留めにしています





ひとまずこれにて2017年のSten Mk.2 の記事は終えようと思います  次回はゲ-ムでの戦果ですかね....












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この記事へのコメント
お世話になります、裸の男爵です。

ちょっと、すごい内容ですねステンMKⅡってセミフル切り替え式だったのですか!ビックリしました。
いやそれよりもAGMのステンでそれを実現してしまうなんて!とんでもないことされますね( ̄ロ ̄lll) 

これこそ脱帽です・・・・・。
Posted by 裸の男爵裸の男爵 at 2017年02月09日 01:52
最近電動リューターを購入し、メカボックスの加工がかなり楽になりましたが、拙者まだまだ未熟者です^_^;
「無いものは作る」作れてしまうのが羨ましい限りです。
電気の知識も豊富ですし、加工の技術もなかなかのものですね。
Posted by 火事手伝い(鈴鹿) at 2017年02月09日 17:48
男爵さん:過分なお言葉ありがとうございます。実は突っ込みどころ満載の下手な細工ですが、なんとか漕ぎ着けましたよ。

セレクターのお話を装備祭の時にしましたが、今頃完成です。有料フィールドではセミがないとアウトですから、これで心おきなく.....。実射性能はイイ線行っていると思いますよ。
Posted by Kafu'Kafu' at 2017年02月10日 00:19
火事手伝いさん:リューターとボール盤はあると工作の幅は一気に広がりますから、私もチマチマろHCの安売りの日を狙って買いましたね~。今のボール盤なんか処分セールで買い込んだものですわ。

電気の知識なんて知れていますが、思った通りに工作できたり動いたりすると喜びは倍増です。エンドキャップとかボルトも手を入れているのですが、写真撮ってませんでした(^^;

何れお披露目できればと思います。
Posted by Kafu'Kafu' at 2017年02月10日 00:26
素晴らしいアイデアと加工技術ですね。
Posted by BSEBSE at 2017年02月10日 09:52
BSE様:トップビルダーの御貴殿にそう言われると嘘でも嬉しいです。ありがとうございます。もう少しブラッシュアップに励みます!

とは言えゲーマーですから今からゲームでどう使おうか?とあれこれ想像してはニヤニヤしております。
Posted by Kafu'Kafu' at 2017年02月11日 01:11
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