2015年11月22日

英軍のSMOKE GRENADE の作成 (製作編 ①)


【左】漸くお披露目できます! アリイのプラモM18 ベースの英軍御用達のSMOKE GRENADE        【右】ご存じ中野シーライオンさん謹製のSMOKE GRENADE 


実物は全高140mm(ヒューズ無高120mm) 直径64mm とあることから、アリイのM18 の本体からは7mm カット(底蓋の厚み3mmを含む)した辺りが良さそうです。因みにヒューズも縦に低く横に広い独自の形をしており、M18 のヒューズをそのまま利用するのは少し難があります。今回ヒューズ下のスカート!?(キャップ!?)の高さを13mmとしてヒューズを20mmの高さに設定してみました。写真から割り出した物ですがかなりいい加減です。見た目の収まり感を重視しました。これで全高は140mm、と実物と高さだけは一緒になります。因みにアリイ のプラモの直径は60mm なので少し細く 胴周りに2mm のプラ板を巻くという技もありますが、今回は目をつぶります。と言うのも60mm としているマニアの表記もあるので.....。


大まかな寸法配分です 多分に主観が入っています ご参考までに


1.キャニスター部の修正と作成



今回まな板に載るアリイのプラモ 米軍仕様のM18 SMOKE GRENADE です


冒頭に述べたように、アリイのM18をベースしますが全高がちと高すぎるのでカットします。作業としてはモナカになっている本体を接着してからカットした方が段取りとしては良いと思います。私はカットするラインに沿ってビニールテープを巻いて、ピラニアソーでカットしました。

続いて今回のキモとなるトップ部分(蓋)を削って本体と一体になるように削っていきます。均一に削るには手作業だけではまず無理ですので、写真のように蓋部分をオリジナルでクランプしてボール盤に取り付けてヤスリをあてがって慎重に突起部分を削り落としていきます。外周が本体と同じ径になったところで本体と接着。今度は角が丸くなるようにヤスって行きます。この際、接着して段差や溝が残っているようならパテなどで埋めておくと良いでしょう。私は瞬着を流し込んで乾いてから削っています。モデラーでは定番ですが、タバコの煙を吹きかけると早く固まるのは皆さんご存知ですよね?整形が完成したら、600〜1000番のペーパーで磨いて作業は完了。


①本体と上蓋を一体感が出るようにするため波線の通りに整形していきます       ②ボール盤にクランプ治具を付けた上蓋をセットして均一に不要な段差を削り取ります


③上蓋と本体を接着 ひけや溝が目立つところに瞬着で 「パテ」 埋めします        ④インジェクションされたキャニスターに見える様目の細かいサンドペーパーなどで整形      


底蓋以外を塗装します。少し拘りを以ってシルバーでまず仕上げ、それからホワイトと塗り重ね、本体色を調色して吹きます。今回、ミリフォトでよく見る黄緑色にする為、Mr.カラーのルマングリーン(Yellow Green / 黄緑色 ) 1 に対して白 5の割合で混ぜて使いました。かなり実物に近い色が出たのではないかと思います。乾いた所でFDさん渾身のシートを貼ります。今回はA-ONE のインクジェットプリンター用「フィルムラベルシール 光沢・ホワイト 水に強いタイプ」をチョイスしてプリントアウトしました。強くて濡れても平気なフィルム状のものです。しかし気泡が入らぬ様に、そして歪まない様に貼るには細心の注意が必要です。貼り終わったら塗装面とシートの境目を目留めした後、トップコートを吹いてキャニスター部の完成です。尚、底蓋は、角をよく取ってから、経験上、GAIAカラーの鉄道模型用のライトステンレス色を塗ると缶の底蓋の素材感が出ますのでお勧めします。


⑤シルバーで下地塗りしてその上から発色を良くするためにホワイトをスプレー     ⑥キャニスターの色である黄緑色は塗りむらが出やすいのでエアブラシを使って塗色  


⑦Mr.Colour Yellow Green と White の混合比率はをおおよそ1:5の割合がベスト


⑧慎重に位置決めをして丁寧に貼り付けをします                  ⑨SMOKE 赤 のシートを貼ったキャニスター部分


どうです?段々~っぽくなって来たでしょ? でもね、これからが茨の道ですよ この次はいよいよ最も目を引くヒューズの製作です!



いやぁ~、ここまでの製作で丸一日かかると思います。特に苦心したのはボール盤に上蓋をチャックして回転させながらヤスリを当てるところで、上手いことクランプ出来ず難渋しました。結局編み出した治具は上蓋の芯中を通せるようにパーツボックスから金属蓋を見つけ出し中心にボルトが通せるように穴を開けて上下からゴムブッシュで圧迫固定したものでした。パーツボックスには捨てないでおいたネジや金具、部品の片割れ等を残しておく癖はこんな時に役に立つものです。

そうそう文中グリーンスモークのキャニスター作成写真が殆どですが、赤スモークの写真が入っているのをおかしいと思った諸兄も多いと思いますが、実は当初、赤で作成していたのですが、溶剤のついた手でうっかりラベルを触ってしまいオジャンにしてしまったのです。文中、慎重にとか細心の注意とかエラソーに書いていますが一番の粗忽者は斯く申す私で御座います、呵々。



アフガニスタン戦初期の3Para兵士 右側のグルカ兵士のお腹あたりに・・・・・・・・・ありますね~



<② に続く~>








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