2014年09月21日
Sterling L2A3 (βeta PROJECT) の分解と調整 ①
ゲームフィールドに持ち込んだSTERLING 贅肉のないスリムさが現代銃にはない雰囲気を醸します
大戦中、ドイツ軍の攻撃に晒され、極度の物資不足の中エンフィールドと共にイギリス軍を支えたのはご存知ステンでした。ステンは徹底的なコストダウンと製作方法の簡略化により瞬く間にイギリス軍のみならずパルチザンにも行き渡り、文字通り連合軍の救世主の役割を担ったのでした。ステンはMkⅤまで改良が加えられましたが最も多く生産されたのはMkⅡで敵国ドイツでもコピーが作られるほどでした。スターリング社も次期正式銃として受注すべくステンの生産工程を踏襲できるSMG の設計に着手。George William Patchett 設計のパチェットサブマシンガンがトライアルに残りその後L2A1 として正式採用が決定。戦中に生産を目指しましたが、戦時下ではステンの生産が最優先されスターリングが兵士の手許に届いたのは戦後1953年の事でした。爾来1994年にSA80(L85A1) が登場するまでの凡そ半世紀近くに亘り英軍兵士の手に握られていたのでした。
Sterling L2A3 を手にする 2PARA 兵士達
現代でもイラクでの使用例やライセンス生産国であったインドやカナダ、就中インドでは特殊部隊が依然使用していたり、と息の長いところも見せています。意外や満艦飾の銃が好きなのかとばかり思い込んでいた武器王国のアメリカでも本家英国以上に根強い人気を誇っています。
今回に先立ちAction Airsoft 社から同じくSterling が発売されたのですがマズルキャップの形状の違いであったりフロント横にスイベルリングが付いていたり、直線的なボルトハンドル形状から英軍フリークからはL2A3 ではなくライセンス生産国であったカナダのC1 じゃねぇか!と些か不評だったのです。それだけにSterling 史上最も多くが生産されたL2A3 をβetaPROJECT がモデルアップした事はオールドファンやリエナリクトから諸手を挙げて歓迎された訳です。刻印に些か物足りなさは感じますが今現在まさしく手に入れる事の出来るAEGでは唯一無二の「 L2A3 」なのです。
さてこれ以上の能書きや実銃の詳しい解説は大先達の方々にお任せしてβeta PROJECT のL2A3 に話を移しましょう。今回は常と変わって折からの円安傾向に加えかなり濃い商品である事からわざわざ輸入して販売するショップさんや業者さんも少なかろうと言う事で香港のショップから直接送ってもらいました。日本への発送についてはこちらの意向を直談判した甲斐があって無事に手元に届きました。
感動の到着
今回は同好の士と語らって各自個人輸入してみました
【左】木箱をデザインした元箱です 【右】マガジンと本体と説明書のみ
友人の受け売りですが依頼したとおりインボイスと弾速証明書などがキチンと梱包された上に貼られていました。
箱だしファーストインプレッション
先ず手に持って感じた事は「ずっしり重い」でした。それもそのはず円筒形の本体や溶接されたたマグウェルをはじめ折り畳みストックなど、グリップを除く多くが鉄製です。全身に磁石がくっつきます(^^) だからと言う事もないのですがこれは私にとっては非常にポイントが高いです。
早速バッテリーを繋いでみてのAEG としての第一印象は①静か ②塗りが良い ③弾上がりが良い と言う事でした。バラして行くに従って判った事ですが、日本の基準に合わせるためバネカットをしている以外、かねてより言われている中華は・・・・というレッテルを剥がしたくなるような出来でして、何より驚いたのはその静粛性でした。ギア周りのグリスは" 少なすぎる ” と言いたくなるほど僅かでしかも謎の緑色グリスではなくエアガン用のグリスでした。適所適量は最早我が国のお家芸ではなくなってきましたね。メカボの精度も高く厳密に言えばシム調整はあってないような感じでしたが、精度の高さから来る正常な駆動音は非常に好感の持てるものです。相当にレベルが上がっていると断言して良いかと思います。また細身の銃を再現するに当たっての配線系はキチンと熱収縮チューブでまとめ上げ狭いスペースに配線を這わせるためモーター部は透明のシュリンクで覆うなど随所にアイディアが盛り込まれていて工業製品としても一流と言えます。
Sterling Made by βeta PROJECT 良い造りしてますよ~♪
【左】「STERLING」 と刻印が打たれたマグウェル部 【右】複数の穴があいたピープサイトを再現
【左】この銃の特徴であるフォールディングストック 造りも頑丈 【右】特異な形状を再現したトリガーとセレクターレバー
<続く>
実はボルトカバーはブラックに塗色しています オリジナルはシルバーなんです
Sterling L2A3 を手にする 2PARA 兵士達
現代でもイラクでの使用例やライセンス生産国であったインドやカナダ、就中インドでは特殊部隊が依然使用していたり、と息の長いところも見せています。意外や満艦飾の銃が好きなのかとばかり思い込んでいた武器王国のアメリカでも本家英国以上に根強い人気を誇っています。
今回に先立ちAction Airsoft 社から同じくSterling が発売されたのですがマズルキャップの形状の違いであったりフロント横にスイベルリングが付いていたり、直線的なボルトハンドル形状から英軍フリークからはL2A3 ではなくライセンス生産国であったカナダのC1 じゃねぇか!と些か不評だったのです。それだけにSterling 史上最も多くが生産されたL2A3 をβetaPROJECT がモデルアップした事はオールドファンやリエナリクトから諸手を挙げて歓迎された訳です。刻印に些か物足りなさは感じますが今現在まさしく手に入れる事の出来るAEGでは唯一無二の「 L2A3 」なのです。
さてこれ以上の能書きや実銃の詳しい解説は大先達の方々にお任せしてβeta PROJECT のL2A3 に話を移しましょう。今回は常と変わって折からの円安傾向に加えかなり濃い商品である事からわざわざ輸入して販売するショップさんや業者さんも少なかろうと言う事で香港のショップから直接送ってもらいました。日本への発送についてはこちらの意向を直談判した甲斐があって無事に手元に届きました。
感動の到着
【左】木箱をデザインした元箱です 【右】マガジンと本体と説明書のみ
友人の受け売りですが依頼したとおりインボイスと弾速証明書などがキチンと梱包された上に貼られていました。
箱だしファーストインプレッション
先ず手に持って感じた事は「ずっしり重い」でした。それもそのはず円筒形の本体や溶接されたたマグウェルをはじめ折り畳みストックなど、グリップを除く多くが鉄製です。全身に磁石がくっつきます(^^) だからと言う事もないのですがこれは私にとっては非常にポイントが高いです。
早速バッテリーを繋いでみてのAEG としての第一印象は①静か ②塗りが良い ③弾上がりが良い と言う事でした。バラして行くに従って判った事ですが、日本の基準に合わせるためバネカットをしている以外、かねてより言われている中華は・・・・というレッテルを剥がしたくなるような出来でして、何より驚いたのはその静粛性でした。ギア周りのグリスは" 少なすぎる ” と言いたくなるほど僅かでしかも謎の緑色グリスではなくエアガン用のグリスでした。適所適量は最早我が国のお家芸ではなくなってきましたね。メカボの精度も高く厳密に言えばシム調整はあってないような感じでしたが、精度の高さから来る正常な駆動音は非常に好感の持てるものです。相当にレベルが上がっていると断言して良いかと思います。また細身の銃を再現するに当たっての配線系はキチンと熱収縮チューブでまとめ上げ狭いスペースに配線を這わせるためモーター部は透明のシュリンクで覆うなど随所にアイディアが盛り込まれていて工業製品としても一流と言えます。
【左】「STERLING」 と刻印が打たれたマグウェル部 【右】複数の穴があいたピープサイトを再現
【左】この銃の特徴であるフォールディングストック 造りも頑丈 【右】特異な形状を再現したトリガーとセレクターレバー
んんんんんんんんんが!
①初弾が出ない ②弾ポロする ③弾道が安定しない
・・ではあ~りませんか!!!!!
①初弾が出ない ②弾ポロする ③弾道が安定しない
・・ではあ~りませんか!!!!!
暫くは箱出しのままで使おうと思っていたのですが、矢っ張りバラして不具合のSEARCH AND DESTROY です!
<続く>
実はボルトカバーはブラックに塗色しています オリジナルはシルバーなんです
Posted by Kafu' at 02:31│Comments(0)
│Sterling( L2A3 )
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