2013年02月23日

G&G L85A2(今更ですが/ その4)

世紀の駄銃と誹られ、挙げ句は英国議会でも問題視、果てはYouTubeではジャムを繰り返してマガジンが落ちる醜態を晒す始末。この銃を使ってくれているのは英国以外はジャマイカ位。女王陛下の精鋭SAS、Pathfinderですら、「んなもん、使えるかっちゅうのicon08」とばかりM16ファミリーやH&Kを使ってるし、まさに評価は地に堕している我らがL85。しかし、大枚はたいてまで H&K に改修して貰って、「小マシ」な銃になったL85A2を頑固に使い続ける英軍。自国ロイヤル・オードナンス社製だった事はFN,H&K,etc.と現行M4を採用する際、より優れた銃を袖にしてでもColt社を大事にした米国と同じ感情が働いたのかも知れません。




 
ですが、M16並みの銃身長を誇り、全長でM4カービン並のL85ってほんまにカスなんかいな?って思いませんか?FA-MAS(仏)、Steyr AUG(オーストリア)最近ではタボール(イスラエル)、95式自動歩槍(中国)と全長を抑えてフルサイズの銃身長を持つブルパップ式ライフルが依然として使用されている利点とは、やはり命中精度の高さでしょう。このL85もあちこちのフォーラムを覗くと、目を覆いたくなるような悪口雑言もありますが総じて実銃の命中精度は良いと認められています。旧日本軍の三八式歩兵銃とまでは言いませんがロングレンジでの一発必中というのは案外、貧乏英軍の要望通りなのかも知れません。そうそう、旧日本軍といえば銃剣。現代でも銃剣突撃をしたのはこの鉄の塊であるL85をひッさげた我らが英軍なんでありました!最早、ジャムも命中精度もへったくれも関係なしの肉弾戦の次元にこの銃はあるのだぁ~(^^; 





 マグチェンジしにくい、排莢口(エジェクションポート)が変えられないなどブルパップ式の中でも融通の利かないのは棚に上げるとして、グリップが銃のほぼ真ん中に位置するこの銃は片手で保持するのが苦にならないという利点も持っています。UGLを装備してさえM203を取り付けたM4やM16のような手首が耐えられないようなフロントヘビーにならないのです(殊にエアガンの場合は・・・・・それでもかなりの重量ですが)。更にコンパクト性を活かしてCQBもある程度こなせることも汎用性を高めています。そして判官贔屓な私としては声高に言いたい!<<<<< ぐわんばれ!L85 ! >>>>>


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と叫んでは見たモノの




ギアボックスの取り出し方

我が国が誇るマルイはこの迷銃のモデルアップをする気は全くないようですし、電動ガンボーイズでの発売!?も売れそうもないので、噂も雲散霧消。結句、我ら日の本の英軍ファンは台湾、中華製をいじる以外に道はありません。彼の地のL85のブラッシュアップのキモである機関部の調整は、メカボックス内の洗浄、次いでシム調整に尽きます。ICSの時もそうでしたが、謎の緑色のグリスがたっぷり塗ってあって、どうにもいただけません。それではメカボを開けて見ましょう。



【左】ボルトストップレバーのリターンスプリング           【中】スプリングを外しピンを抜きます             【右】ボルトストップレバーを引き抜きます



【左】シリンダー部を止めているピン           【中】ピン先端に付いているプレートの穴に針金等で引っ掛け抜きます         【右】シリンダー部を外します



【左】マガジンハウジング直後のピンを抜きます    【中】配線留め(黄矢印)から配線を外します。逆転防止ラッチ解除レバー(青矢印)    【右】斜め方向にメカボを抜き出します




これぐらいまでメカボを立てて抜きます。この位置覚えておいてください。戻すときに特に重要です!
【note】モーターブロックを外す際には赤マルのネジが干渉しますので先に取り外しましょう。



ギアボックスの分解

やっとメカボの分解に入れます。ご覧のようにパーツが多く、しかも専用で作られており、えらく手間とお金の掛かったシステムだとお分かりだと思います。機械いじりの好きな者には好適です。

       
【左】取り出したメカボックス。配線経路を確認のこと                      【右】モーターブロックを外します


この配線のマトメ方も重要です。出来れば写真を撮っておくことをお勧め



       
【左】スイッチ部プレートのネジはメカボを貫通しているので外します               【右】あとは黄色の矢印のネジ2本でメカボは分割できます



【分割したギアボックス】 セクターチップを導入しています(中華では当たり前になってきていますが/青矢印)  逆転防止ラッチの解除レバーの動き(赤矢印

軸受けはオリジナルを使っていますが全く問題なし、です。尚、メンテナンスのために洗浄しています。箱だしではスライムみたいな色のグリスがべっとりですよ



<続く>
前回までに、メカボックスのバージョンがあると記しましたが、ギアボックスも変化があって幾つバージョンがあるのかよく分かりません。私のものはセクターギアを更にカットし、歯数が11T13T というショートストローク化が為されています。G&Gでその時その時で変えているのか、気まぐれなのかは不明です。もしかしたら輸入業者がいじったのかも知れません。ともあれギアクラッシュでお悩みの方は、セクターギアのカットもひとつの解決策ではないかと思います。尚、私の場合、更にピストンのラックギアの1段カットとビッグアウトのセクターチップをインストールしています。


たすき掛けのグラブバッグ(ダンプポウチにもなります)の上からプレキャリ、の少し特殊っぽい.....テイストで








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この記事へのコメント
G&G L85A2のバラし方、とても参考になります!
まだ手元には届いてませんが、G&G L85A2がそろそろ来る予定なので
マニュアルのように参考にさせて頂きたいと思っとりますw
Posted by SynSyn at 2013年02月24日 02:03
丁寧な記事ですね。
G&GのL85を持った新兵君の良きお手本になることを念願しています。

P.S.
イラク戦後半ぐらいのホンマもんハンドガードを入手しました。
LLM01用のマウントレールが付いたタイプながら放熱口が小さい初期型?タイプです。
DDPM装備用にG&GのL85A2も、もう一丁いっときました。
近々ハンドガードのコンバート中心の記事がアップできるかと思います。

やめられまへんわ~。
Posted by NARU at 2013年02月24日 06:56
Syn様:おおっ!遂にG&GのL85を手にされるんですね!

参考にしていただくのは面はゆいですが、これも先達の皆さんのお陰でもあるんですよ。

但し真性G&Gの記事って少ないのかも知れません。精々お役にたてて下さい。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年02月25日 01:05
NARU様:本物ハンドガードのインストールですが? これからも「サバゲな奴ら2」から目が離せませんね。 

当方、最近、仕事がめっきり忙しくなってブログの遅筆にますます磨きが掛かっております。英豪軍同好の士の啓蒙活動をどうか宜しくお願いいたします。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年02月25日 01:18
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