2013年01月25日

Glock 17 Gen.4 のこと


英軍が導入するGlock 17 Gen.4 です。SIG P226 は高額だからでしょうか?はたまた戦場で何かあったのでしょうか?





新年にMoD(Ministry of Defence) がいきなり発表したのが、25,000丁以上に上るGlock 17 の最新バージョンであるGen.4(第4世代)をBrowning Hi-power の後継とすべく契約を交わしたという事でした。切り替えの主な理由としては40年以上も使用されたハイパワーの保守費用が多額に上ることや、Glock の携行弾数の多さ、ドロウから4秒で1発のBrowning に対して 2秒で5発の発射が出来るGlock の速射性などを挙げています。・・・・それにしてもSIG P226 は何処へ行ったんだべさ?一部記事に依ればH-Power と P226 を纏めているところもあり、少し情報が錯綜していますが、現代英軍と言えばSIG が通り相場だっただけに併用していくんでしょうね、きっと。国防費削減の折柄、高いSIGは忌避されたのかも知れません。この新型ピストルは現在アフガニスタンに展開中の最前線の兵士達から配備が始まるそうです。ってことは、ネズミのパッチの4th Mechanized Brigade.隷下の兵士達が最初に手にする訳ですなぁ~。


Gen.3 との大きな違いはグリップのチェッカリング、付属のグリップリアパネルに依って3種の握り心地に換えられること。
リコイルスプリングガイドの大型化、とGen.4と刻印されたスライド、ロアフレームの刻印、マグキャッチの大型化辺りでしょうか?




個人的に、Glock 17 は思い出の詰まった銃で一番最初に手にしたのはMGCのもの。名匠タニコバこと小林太三氏の設計によるものでガス・ブロウバックの楽しさを初めて教えてくれたものです。当時のガスガンは、固定スライドのハレット式全盛で、ガバメントさえダブルアクションという、実銃、モデルガンとはアクションに於いて著しく違うものでした。ペタンペタンと力なくハンマーがバルブを叩く風情は大いに萎えたものです。そんな中、スライドを引いて初弾をチャンバーにたたき込んで発射、最終弾でスライドストップするというMGC のグロックはまさに新時代のガスガンとも言うべきもので私のみならず瞬く間に一世を風靡しました....っけ。関連パーツも百花繚乱。MGC製は何故かグリップパネルが両面テープ貼りされていて実銃ではあり得ない木製グリップが出されたり17を18cに変える変身キットなども飛び出しエアガン業界全体が沸き立ったものです。尤も、現在のような弾が出てからスライド後退というプレシュート式(この言葉もマグナブローバックが発売されてからの呼称)ではなく、スライドが後退してから弾が出るという機構でしたから、狙点から下に着弾するという弱点を持っていました。いみじくも同機構のJACのBrowning Hi-Powerにもこの癖は引き継がれ、素晴らしく当たらない銃としてこれまた記憶に残る銃となりました。スライドが破断するという弱点もまた共通でしたね。そうそうGlock はさらにアウターバレルが飛んで行くって事態も起こりましたな~。MGCもJAC両社とも今はなく、時の流れを痛切に感じます。MGCのテフロンオイルスプレーの匂いは忘れられません。

     
【左】本体と共に供給されるホルスター。BHI社製でしょうか?SERPA CQCとは違ってリアサイト部までをシェルが覆っています。リアサイトはGlock のアレですね。
【右】MoDが示した Browning と Glock の比較写真


 時代は降って21世紀に入ってからのGlock はマルイからGen.3、WEからGen.4 (スライドのGen.4刻印なしが残念)が発売されています。既にマルイ製を手に入れていました私も英軍が配備と聞いたら、Gen.4 化せねばと半ば義務的に、WEのロアフレームを手に入れ早速、移植作業しました。ハンドガンをいじった経験のある方ならあっさりとできます。


Guarder 製のロアフレームとの比較です。WEにはGlock の刻印のあるマガジンバンパーとリアグリップパネル2種が付属。私は指が短いのでナロウが好きです。



       
【左】大型化したマガジンキャッチボタン                        【右】フィンガーレスト直上にある刻印を再現




リコイルスプリングガイドの径やフロントサイトの形状が違いますね~。換装計画も未だ道半ばです。




フロントサイトが細長くて特徴的です。先日逮捕されたSASの隊員が持っていたGlockも同様のサイトが付けられていましたから、ポピュラーなんでしょう。
この兵士、英軍の教えを忠実に守った典型的なアソセレス・スタンスです。チキンなゲーマーである私はついついウィーバー・スタンスを採ってしまいます。







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この記事へのコメント
こんにちは。

こうやってどんどんアメリカナイズされていくんですね・・

確かにグロックの方がコストパフォーマンスにも長けてるでしょうが今までずっと使ってきたブローニングHPから変わってしまうのは何か複雑な気持ちにさせられますね・・・。

ですがこれでずっとあまり好けなかったグロックもこれから好きになれそうな気がします。
Posted by はら at 2013年01月25日 19:42
はらさん: 日本は夜ですからこんばんは。イラン大使館事件の折、SASが

Browning Hi-Power にロングマガジンで、テロリストをタブルタップで倒したと記憶していますが、それほどイギリス軍と言えばHi-Power でした。そのあと少し拘ってSIGだと.....。う~む。

でも実銃Glock17は扱いやすくて良く当たります。個人的には好きですよ~。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年01月25日 23:08
デモをしている海兵隊員が装着しているホルスターは、"RADAR1957"というイタリアのギアメーカー製のようです。
http://www.radar1957.it/


http://www.radar1957.com/en/holsters/duty-holster/6607.php?m=5&sm=&sx=83

このモデルのサンドカラーにプラットフォームを付けているのでしょう。
ホルスターもセットで採用されたのかは・・・?
Posted by Pvt.Smith0106 at 2013年01月27日 03:56
MGCのグロック、懐かしいですね~。
アフターシュート化キットとか、増量ガスタンクとか今ではレアな改造キットが多数出ていましたね。
スライドだけがビシビシ動くタニオコバ流ブローバックでしたが、独特のリコイルの感触は今でも右手が覚えています。
Posted by NARU at 2013年01月27日 06:18
Pvt.Smith0106さん: 貴重な情報有難うございます!

カイデックスホルスターは比較的安価に出来るということでセットで導入するのでしょうね。

同型なのかは定かではないですが、ホルスターも一緒との情報ですからプレス発表の場に持ち込んだこのホルスターは
可能性が高い?
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年01月27日 18:05
NARU様:懐かしいです!分厚いラバーチャンバーにパレルを差し込んで居るだけでしたからスライドの
前進にバレルが引き摺られ、ランチャー状態になったものです。

長らくこの方式が受け継がれましたがWAのベレッタが登場した時にはホンマに驚いたものです。

しかし、特許侵害やらの訴訟の嵐が吹き荒れ一気にエアガン業界が萎んで仕舞ったのは一ファンとしては
寂しい思いを禁じ得ません。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年01月27日 18:18
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