2012年12月07日

英軍装備のヤミナベ(何が出るやら)Vol.5

MTP Para Smock

2010年に初登場のMTP迷彩装備ですが、長らくアフガニスタンに駐留した空挺部隊の総元締めみたいな16AAB麾下の兵士達も一般兵士と同じスタイルで任務に当たっていましたが撤退後、訓練風景では再び重いMk.7ヘルメットではなく元のParaヘルメットを被って降下訓練をするなどしています。装備もヨークにPLCEと言うスタイルに戻ってきていて、運動性の悪いOSPREYを使わない写真が多く見受けられるようになっています。そんな中、その存在が際だってきたのが空挺のユニフォーム・・・・・・・・やっぱり自分勝手な空挺!?使こうてはりますわ~Para Smock!


手前右の兵士と真ん中の兵士が着用しているのがMTP版Para Smock。ヘルメットはMk.7ですね





何を隠そう、私が一番最初に手に入れた高価な英軍被服はDPMのPara Smock でした。今から20年ほど前、今で言うWind Proof Smock 通称 S.A.S Smock は
高嶺の花でとても手が出せませんでした。総じて英軍被服は今以上に高価だったのです。何とか安月給で買うことが出来たのはこのPara Smockでした。暖かいです。





現行MTP版でも当時の形を踏襲しているように見えます。通常のPCSと大きく違う特徴は ①フロントジップになっていて袷は内側にある ②袖口は編み込みのスリーブになっている ③両肩にエポレットが付いている ④ポケットのフラップはホック留め そして....... ⑤通称ビーバーテイルがある です。スモックと言えばフードのイメージがありますが、空挺仕様だけに布地がパタつくものは排され、後付けできるようになっています。ビーバーテイルも通常は腰部から背中にかけてホック留めされた文字通りビーバーの尻尾様の布ですが、降下に際し背面からホックを外して股間から前身頃に回してホック留めすることによって、スモックが下からまくれ上がらないように考慮されたものです。ま、言ってみればホック留めできる褌ですな。このビーバーテイルはP68やP85にも見られますが、Para Smockは正しく大戦中のデニスンスモックからの流れをしっかり受け継いでいます。気温の低い高々度からの降下の為にリブ編みの袖口も出来るだけ空気が入らないように考えられた結果であり、このスモックは謂わば空挺隊員の為に作成されたものです。本来、空から降り立ち作戦行動をするのが空挺です。イラク、アフガニスタンでは”陸” の転戦でしたから目立たなかった?だけかもしれませんが、パラスモックからこの道に入った私としてはもう涎モンです。Para大好きは絶対揃えたいブツです。

ファストマグ


Royal Anglian Regiment の鬼特務曹長


アドミンポウチも支給外品、肩からシングルバンジースリング、SIGをCQCカイデックスホルスターに。一般歩兵部隊兵士としては珍しいレイルハンドガードの塗装も施しています。そして FAST MAG !何から何まで戦闘の為に来たと言う出で立ちです。特務曹長なんてたたき上げでもおいそれとなれませんから、武功、武勲に優れた兵士なんでしょう。Royal Anglian Regiment 1st Battarion ヴァイキングス の強面です。


(株)小林工務店


ひげ面のアフガニスタン人の車を臨検する地元警察官?と4th Mech.の兵士

MTP,PECOC,DDPMのごった煮な英軍兵士のコーディネイト以上に兎に角場違いで存在感たっぷりな(株)小林工務店の作業車.....。どんなルートをたどって彼の地に行ったのでしょうか。妙に感慨深いそして違和感たっぷりのミリフォト



シングルマグの重ね着


塹壕での訓練風景です


OSPREY Mk.4 と共に支給されるシングルマガジンポウチですが何故か3つなんです。それを左サイドに3つ重ねて付けています。要は自分の目的に併せてアレンジしていると言うことなんでしょうね。


<続く>




・・・・・ここまで書いたところで更にPara Smock 着用写真が・・・・・・


お~お~っ! Para Helmet も!






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この記事へのコメント
こんにちは。

やはり皆さんPLCEの方が動きやすくて訓練には丁度いいんでしょうね。
現場ですと不向きでしょうが・・・

一般兵がファストマグを使っていたとは・・・ いつもいつも何かと驚かせてくれますね、イギリス軍。

少しずつ米軍に近づいてきている気もしますがあの独特の英軍らしさは消えませんよね。
Posted by はらはら at 2012年12月08日 17:53
はらさん:こんにちは~。

そうですね、最近の流れはOSPREYは完全にボディアーマーとしてのみ使用して、その下にPLCEというスタイルに変わりつつあります。

実際に試してみると判りますがPLCE装備は「伏せ」に強いです。

ファストマグはもとよりアドミンポウチなど、拘り派は結構好きな装備を身につけています。装備などはMolleを導入するなどして確かにアメリカナイズされてきていますが、被服のシルエットは英国らしさを残していると思います。
Posted by Kafu'Kafu' at 2012年12月08日 18:31
こんばんは

ヤミナベ…これもアリか!と毎回装備入手の参考にさせてもらってます。
今回は特に「ごった煮」感溢れてるものばかりでかなり混乱しております(°0°)
個人的に場面や状況に合わせたPLCEとOSPREYの着用の関係性や、私物のポーチ類の使用を見ると陸自と同じような形態に見えます。

数ヶ月前にヤフオクにParaヘルメットのサイズ合うのが出ていたのですが、アフガンの画像からMk7しかないな…と思ってスルーしたことをちょっと後悔しました。
それもDPMカバーも健在とは…英軍恐るべしです。
Posted by ほそやんほそやん at 2012年12月15日 00:58
ほそやん さん:こんばんは~。相変わらずの駄ブログでお恥ずかしいですが、

私の場合、特殊な方々指向ではないので、寧ろ基本装備に縛られるところがあります。SFは予算もあり謂わば、任務遂行の為の道具選びとしての装備、
銃器にある意味自在なところがありますが、一般兵士はそうも行きません。

ですが、そんな中ささやかな(個人のお小遣いレベル?)アレンジを見つけると嬉しくなる方です。ヤミナベのシリーズはそんなものを見つけては、話題にしようと思って綴ったものです。これからもネタがあればお披露目して行きたいです。

ParaヘルはMk.7ヘルメットに収斂されたと思っていた口ですが、どっこい使ってますね~。実物も使いやすいですよ~。
Posted by Kafu' at 2012年12月15日 02:11
どもです~

小林工務店はネタにしようかと思ったんですが、いかんせんありきたりな名前で・・電話番号さえ見えれば・・(w

向こうは日本語が書かれた車は日本からきた証になるとかで字を消さないんだとか・・まぁ~消す費用が勿体無いだけという話も・・(ww

ちなみに、この写真の兵士は左脇腹に地雷処理キットポーチを付けていますね~
Posted by フォックスロットデルタ at 2012年12月18日 20:27
FDさん:ご無沙汰です。矢っ張りというか流石というかチェックポイントが深いです。

小林工務店・・・・この画像を見た時にはひっくりこけましたが、日本車の優秀さを日本語社名をして語らしムってとこですか~。
Posted by Kafu'Kafu' at 2012年12月19日 01:18
現行のパラスモックは、95ベースのライトウェイト版とPCSベースのヘビーウェイト版があり、併用されています。
なお、ライトウェイトの場合は記載なさっている1〜5の特徴以外に、両腕部にFFDポケットとペンポケットがオプションで追加されます。
いきなりの横やりコメントにも関わらず、ご丁寧にコメントをいただきまして誠にありがとうございました。
Posted by パトリオット at 2013年01月05日 13:34
パトリオットさん  とんでもないですよ。これからもどうぞ宜しくです。

件のパラスモックですが、官品は現に存在しています。但し、現在支給分が極端に少ないようです。民間のテイラーが仰る通り、Windproof Smock を仕立て直して兵士に卸しているようです。情報によりますと官品は従来のDPM Para Smock と同様の生地の様で、現行PCS の物より厚手で少し重たいみたいです。
Posted by Kafu'Kafu' at 2013年01月05日 13:49
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